2024年5月26日日曜日

マサチューセッツ、タラさんのお助行


















昨日はタラ・バーロンさんのお宅へお助行させていただきました。ハートフォード空港から車で約1時間、州境を越えてマサチューセッツ州に入りました。西から東、南から北へと移動していますが、それほど気候の変化は感じません。


タラさんのお仕事は看護師。彼女も西海岸から東海岸、LAからニューヨーク、フィラデルフィア、そして今はマサチューセッツのレバートへと転居。前回、立耕師はフィラデルフィアに住んでいた彼女と面談、お助行をいただきました。


まず、リビングでゆっくりと彼女の半生をお聞きしました。LAに住んでいた頃、仏教に触れて興味を抱き、ほとんどの宗派を経験したとのこと。事実、彼女の知識と経験は大変なものでした。


ユニークだったのはLAで日蓮宗のお寺に通うようになった時のエピソード。日蓮宗ではほとんど御題目を唱えず法華経のお経文ばかり読むことに不満を感じていたそうです。そこで当時の住職に相談すると、本当は御題目を唱えるべきだ、それが日蓮聖人の教え、御題目を唱えたいのであれば本門佛立宗がいい、本門佛立宗の長松清風は素晴らしいと教えてくれたと言うのです。そして、実際にロサンゼルスの本門佛立宗の方々を紹介していただき、それ以来30年間、一筋にご信心をなさってこられました。


彼女はどこにいてもHBSの信徒として大切にご信心、お看経を続け、毎朝25分間のお看経を欠かさずしてきたといいます。素晴らしいことでした。


現在、彼女は一人ひとりの看護をするプライベートな看護師として仕事をしています。日本で言えば在宅介護のようなお仕事です。先日、その一人が心肺停止となり、蘇生を試みるしかなくなりました。気がつくと必死で御題目を唱えていた、すると息を吹き返したとのこと。現証談を聞かせてくれました。すごいです。


自宅の一室を御題目口唱のためだけに整えていて、ここからご弘通をしたい、出来れば学徒になってご弘通してゆきたいと言っていました。学徒になるためのお話もさせていただきました。簡単ではありません。しかし、彼女はここからの自分の命、人生を、菩薩行に捧げたいと言ってくれていました。極めてありがたいことです。


暗くなったご宝前の部屋でタラと一緒にお唱えした一座のお看経は銀河鉄道に乗って宇宙を旅しているかのような素晴らしいものでした。新しいお数珠もお開眼させていただきました。なんと、立耕師がまっさらの過去帳をお供してきていて、急いでご染筆させていただきました。妙深寺では1年もお待たせしている方もいるのに、時間がなくタラの過去帳は一気に20分ほどで書かせていただきました。妙深寺でお待たせしている方に申し訳ないです。申し訳ありません。


気がつくと午後8時半を過ぎていて、そこからホテルまで30分。21時を過ぎてチェックインをしました。お昼はトランジットで食べる時間がなく、タラの家で用意してくれていたピザもお話の方が大切だったので遠慮しました。夜遅くなってから二人で食事を取りました。


一昨日の未明、ダンビルからオンラインで妙深寺のボーズバーに参加しました。東部時間では午前5時くらいだったけれど、ラジオを聴いて駆けつけてくれた方々にご挨拶できてよかったです。


昨夜は神奈川布教区の壮年会の御講が大和 法深寺で奉修されていて、オンラインでお参詣させていただきました。鈴江ご住職の御法門、裕美さんのお話、清水清康ご住職の講話を聴き、ありがたかったです。


全く時間のない中でこの長文を書いています。また「長い!」と怒られるでしょうか。自分の支度だけであれば簡単だし、ゆっくり過ごせるのですが、とにかく一人でも多くの方々にご奉公をお伝えしなければと思い、眠い目をこすったり、朝から慌ただしく動いたりしながら必死に書いています。


伝えること、伝えようとすることが修行だと教えていただきます。


法華経の第10章、法師品の仏陀のお言葉。

「我が滅度の後、能く窃かに一人の為にも法華経の乃至一句を説かん。当に知るべし、是の人は則ち如来の使なり。如来の所遣として如来の事を行ずるなり。」


御教歌「一人の為にも法をとく人は 是が如来のつかひ也けり」


これからフロリダ州のオーランドに向かいます。やはり短時間でのトランジットがある。30分。できるかな。


とにかく、タラのご信心、ご奉公の成就を願います。

南無妙法蓮華経

ありがとうございます。

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