毎朝ご披露してきましたが、ロサンゼルスの大規模火災は鎮火率60%近くになりました。
火災地域に最も近接していたスコット家は奇跡的に類焼を免れました。避難勧告から避難準備にダウンした後、昨日それも解除されました。
たくさんの被災者がいる中で無碍に喜ぶことは憚られますが本当に皆さまのご祈願、お助行のおかげと感激しています。ありがとうございます。
全日本仏教会の国際交流審議会から報告をお聞きしたところ、約16軒の日系仏教徒の方々が被災されてしまったとのことです。言葉もありません。
本門佛立宗のご信者方に被災した方はおられませんが、長い避難生活を強いられた方々はおられますし、今回の大災害で不安を抱えているのはみんな一緒です。
そんな中、北崎立耕ご住職がロサンゼルスの現地に入ってくださいました。大気汚染も大変な上、大統領就任式もあり予想がつかない危険もありますが、責任者として皆さまに寄り添いたいとのご奉公です。本物の佛立教務の姿勢です。ありがとうございます。
三災七難が頻発する理由について日蓮聖人は『如説修行抄』の第二段に明確にお示しです。
徳の高い人、頭のいい人、素晴らしい人が、権力の座に就いたり、大富豪になったりすることは古今東西あまりありません。むしろ歴史を振り返ればそれとは逆のことの方が多いのです。
ただ地位に就いたから、お金持ちだから、偉い人だから、成功者だからと、そうした徳のない人や愚かな人の言うことを信じて、右往左往していたら、せっかくの人生は台無しになるし、この世界もよくなることはありません。
仏教者であれば、自分の目で見て、自分の心で感じて、自分で判断すべきです。もちろん、それが難しいことは分かります。凡夫ですから、末法ですから。でも、それが挑戦であり、それが佛立です。迷ってはいけません。
混沌とした厳しい時代です。たくさんの方々が心を削られています。心に光を。南無妙法蓮華経。
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