世の中には理不尽なことも多いし誰もが正直というわけでもなく人間には表や裏の顔があるが、真偽不明の偏った情報を信じれば不幸になる。
羊たちは沈黙しているが、狼たちは吠え、野干たちは鳴き続けている。
仏陀は「悪い友と一緒にいるな。卑しい人と交わるな。善い友と一緒にいよ。尊い人と交われ」「悪友を避けて善友を求めよ、しかし善友が得られなければ、孤独に歩め」と言った。
開導聖人は「人の善悪はその友による。」と御指南されている。
法華経には「若し悪友に値えば即ち本心を失う」とあり、御教歌には「人のため善友になれ悪友に なるな本心ともにうしなふ」とある。
涅槃経には「菩薩は悪象等に於いては心に恐怖すること無く、悪知識に於いては怖畏の心を生ず。悪象に殺されては三趣に至らず、悪友に殺されては必ず三趣に至る」
逆にダンマパタの第23章「象の章」では林の中を歩く穏やかな象に譬えて次のような言葉を残した。
「愚者と交わるくらいなら独り歩め。林中の象のように、悪をせず小欲にして独り歩め。」
日蓮聖人は『立正安国論』に間違った知識や誤った情報に対して警戒せよという教説を示した。
「菩薩悪象等に於ては心に恐怖すること無かれ悪知識に於ては怖畏の心を生ぜよ悪象の為に殺されては三趣に至らず悪友の為に殺されては必ず三趣に至る。」
産地偽造や添加物だらけの食物を避けるように、むやみに真偽不明の情報を受け入れていてはいけない。いつか自分も狂う。本心を失う。
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