世界に存在する情報の大半は真実ではありません。情報の大半は、ゴミであり、フィクション、空想、妄想、錯覚、偽りです。真実は高価で、フィクションは安価です。
真実は美しくないことがあります。でもフィクションなら、現実のイメージを好きなだけ心地よいものに美化できます。ということで、高価で複雑で美しくない情報と、安価で単純で心地いい情報が競い合った場合、どちらが勝つのかは明らかです。
世界を情報で氾濫させたら、真実は必ず負けます。真実の勝利を望み、知識と英知を手に入れたいのであれば、有利に競い合える場が必要です。
ユヴァル・ノア・ハラリ(『サピエンス全史』著者、歴史学者)
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