2025年6月30日月曜日

最幸の日曜日。御本尊のご奉安、ブラジルからのお参詣。






28年前、雲の上におられるような方、大変お世話になった女性からご連絡をいただき、様々にお話をさせていただいて、昨日、御本尊をご奉安させていただきました。感無量、感慨ひとしおです。


樋口さんにお教化親になっていただいて、本当によかったです。一緒にご自宅まで伺いました。細やかで、しかも芯のあるお話で導いてくださっています。御本尊さまをご奉安し、一座のお看経をさせていただきました。お看経中、涙が溢れたと聞き、いつもながら御題目の尊さ、ありがたさ、そのお力を思い、感激しました。


すごい方ですので、妙の妙たる本物の御力を体得していただければありがたいです。ご縁をいただいたタイミングには必ず意味があります。現証が顕れる、そのようにご奉公させていただきます。


そして、昨日はブラジルからリベイロン・プレト親会場の学徒・ロナウドさんとご両親がお参詣くださいました。ちょうど去年の8月にお参りさせていただいた親会場。もう一年前なんだなー。真心のこもった、すごい御会式でした。御会式の後、ホテルに戻って小さなプールの横でコレイア御導師や行宗師、ロベルタとゆっくり話をしたこと、今生人界のいい思い出です。


前日の夜、ブラジルから到着されたのですが、そのまま翌朝の日曜日、妙深寺の朝参詣にお参りくださいました。ただただ、すごいー。


ロナウド遠藤さん、本当にすごいご信心。田所行宗師のご指導をいただき、リベイロン・プレトのご弘通は間違いなく躍進します。去年、お会いできなかったお父さんがしっかりとご信心されるようになり、無始已来をしっかりお唱えしていて感動しました。


応接間でお話をした後、私は瀧川家の三回忌を勤めさせていただいたのですが、なんとそのご回向の一座に遠藤ファミリーが座っておられてビックリしました。さすが元婦人会長の瀧川潤子さん。ブラジルのご信者さんが参列してくださるなんて、お徳がありますー。


というわけで、昨日は朝参詣から御本尊ご奉安に至るまで、最幸にありがたい一日でした。


写真は一年前のロナウドのお嬢さまの写真です。リベイロン・プレトのお姫さまです。去年のブログ、下記にリンクを貼らせていただきますー。


「リベイロン・プレトのお姫さま」

https://hbs-seijun.blogspot.com/2024/08/blog-post_41.html


ありがとうございます。

2025年6月28日土曜日

コートニーさんが教えてくれたこと


昨日はオーストラリアから光子さんとコートニーさん、お嬢さまのアナベルちゃんがお参りくださいました。


コートニーさんは去年の6月26日、そう、ちょうど1年と1日前に初めて妙深寺にお参詣くださいました。その時は友人として付いてきただけで、なんの知識も、どんなお寺かも知らなかったそうです。


いきなり本堂に入ってみたら、妙深寺はまゆみちゃんのお助行の真っ最中でした。「いったい何をしているの?」という疑問から「これはお助行といって、病気の方のためにみんなで祈ってるの」と聞き、とても感動されたそうです。


オーストラリアに帰国し、彼女はブッディストになることを決意し、御本尊をいただかれました。本当にすてきなこと、すごいことです。


1年前のコートニーと、1年後のコートニー。妙講一座をしっかりと手にして、御題目をお唱えすることの大切さ、ありがたさを話してくれました。


コートニーとの会話は不思議なほど響き合い、何時間あっても足りないくらいでした。南無妙法蓮華経の力、本化仏教の深さとシンプルさ、メディテイションとチャンティングの違い、マインドフルネスの落とし穴、映画『マトリックス』の話から、チベット仏教と密教、ダライ・ラマとのセッションの時の福岡御導師のカッコいいご奉公についてナドナド、とめどなくお話が溢れてしまいました。


彼女には特別な感性があって、不思議です。仏性があるとか知識を持っているとかそういうレベルではなく、本当にありがたい。純粋で、謙虚で、素直で、慈悲が深い。


1年前、あの時お助行していたご病気の女性はいかがですか?と聞かれ、今月号の妙深寺報を見せながら、まゆみちゃんが自分でお話しくださっていること、がん細胞が全て消えて、腫瘍マーカーの数値が普通の人より低くなっていることを伝えると、コートニー、泣いてくれていました。


まゆみちゃんは知らず知らずのうちにオーストラリアの方までお教化しているのですね(涙)。みんなで胸がいっぱいになりました。御題目で、経の力で、お助行で、御利益で伝わる、弘まる。これが御本意であることを胸に刻むことができました。


コートニーがくれた時間。彼女が「どうしても行きたい」と光子さんに言って、1年ぶりの妙深寺に来てくださいました。本当に、ありがたかったです。変化の菩薩でした。ありがとうございます。


良潤師とのオンライン会議と相模原での住職会もあって、残念ながらあっという間にお別れの時間が来てしまいました。またゆっくりお話できたらと思います。


結局、良潤師との会議は相模原へ向かう車の中でしました。テーマが6個くらいあって、妙現寺の手前まで終わりませんでした。


オーストラリア、スリランカ、ネパール、ありがたいことです。

ありがとうございます。

6月最後の横浜ラグーン


6月25日、FMヨコハマ「横浜ラグーン」を無事に放送させていただくことが出来ました。当たり前のことは何一つなく、このような機会を与えていただいていることに心から感謝しております。


6月最後の放送でした。2025年も半年が過ぎたことになります。本当に、月日が経つのは早いですね。立ち止まらず、かといって追われるように生きるのではなく、しっかりと、今を、生き生きと、生き切りたいものです。


仏教は永遠の今を精一杯に生きることを説きます。

原始仏典の『マッジマ・ニカーヤ』にある仏陀の言葉。


「過去を追わざれ。未来を願わざれ。およそ過ぎ去ったものは、すでに捨てられたのである。また未来は未だ到達していない。現在のことがらを、各々のところにおいてよく観察し、揺らぐことなく、また動ずることなく、それを知った人は、その境地を増大せしめよ。ただ今日まさに為すべきことを熱心になせ」


生きている今を最大化する。宇宙のどこを探してもこの生命ほど尊い宝物はありません。みんなで「今」を大切に、素晴らしいものにしたいです。


今週は皆さまからいただいたお便りにお答えいたしました。


選曲はAMERICAの「VENTURA HIGHWAY」、LINDA RONSTADT / AARON NEVILLEの「DON'T KNOW MUCH」、ボーズワードは「人間」でした。


何とぞよろしくお願いいたします。

ありがとうございます。


ONAIR DATE 2025/06/25 (Wed)

https://radiko.jp/share/?sid=YFM&t=20250625053000


『こころ仏(ほどけ)る 空飛ぶお坊さんの仏教の言葉47』 

https://amzn.asia/d/8GaTBdD


引き続き皆さまからのお便りをお待ちしています。素朴な疑問、質問、何でも結構です。


番組メールアドレス

lagoon@fmyokohama.jp


下記のサイトから直接FMヨコハマに送ることも出来ます。

是非、お便りください。お待ちしております。

https://www.fmyokohama.co.jp/form/message?p=6504


番組提供

株式会社ティー・エフ・ピー

https://www.tfp.vc


〈 協力 〉

100万人のクラシックライブ

https://1m-cl.com


M&Aベストパートナーズ

https://mabp.co.jp


妙深寺

https://myoshinji.jp/


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全日本仏教会で植木雅俊先生の特別講義






26日、公益財団法人 全日本仏教会の第36期 国際交流審議会の会議を開催しました。今期も拙いながら委員長として諮問について審議しています。


審議会は「危機の時代にある仏教」を念頭に、諮問の1と2、国際社会における各団体の活動や課題について共有し、特にSDGs(気候変動・難民問題・ジェンダー平等)について議論を重ねています。


今回は議論を深めるために有識者を2名お招きし、その専門的な知見をお聞きすることとし、仏教思想研究家で『差別の超克』の著者・植木雅俊先生と、龍谷大学ジェンダーと宗教研究センター長を経て大阪大谷大学教授の岩田真美先生をお迎えしました。


それぞれ極めて有意義な講義で、委員や理事は強い感銘を受けながらお話に耳を傾けていました。植木先生は特別にレジメをご用意くださり、委員各位へ配布いただきました。資料だけでも貴重極まりないものです。


いつもながら植木雅俊先生の講義は圧巻で、国際感覚と国際経験の豊かな委員方の心を奮い立たせたに違いありません。あらためて、宗派の垣根を超えた「仏教徒」としての普遍的な価値観、原点を共有することが出来たと思います。


「〔自らを〕慚じることは、その車の制御装置であり、念いを正していることはその囲幕である。私は法(真理の教え)を御者と〔呼び〕、正しく見ること(正見)を先導者と呼ぶ。女性であれ、男性であれ、その人の乗り物がこのようであれば、その人は実にこの乗り物によってまさにニルヴァーナのそばにいる」 (『サンユッタ・ニカーヤ』)


シリアの大使・メガステネース(ギリシア人、B.C. 300年ごろ)の言葉。「インドには驚くべきことがある。そこには女性の哲学者たち(philosophoi)がいて、男性の哲学者たちに伍して難解なことを堂々と論議している!」 (『インド誌』、中村元訳)


「わたしは人間に生まれ、人間において成長し、人間においてブッダとなった」(大正蔵、巻二、七〇五頁下)


「変成男子」は、女性の成仏の必須条件に非ず。小乗仏教の女性観、成仏観に囚われた舎利弗を説得する手段。


「生まれによって賤しくなるのでも、高貴なものとなるのでもない。行いによって賤しくもなり、行ないによって高貴なものともなるのである」 (『スッタニパータ』)


「生まれを尋ねるな。行ないを尋ねよ。火は木片から生じる。卑しい家柄の出身でも、志が堅く、慚愧の念で自らを戒めている賢者は高貴の人となる」 (『サンユッタ・ニカーヤ』)


「生まれ」:カーストの違いのほかに、男女の違いも含められよう。


先生の講義のまとめは、「仏教が女性を差別していたかというと、差別していた時代もあった。」ということ、しかし「歴史的人物としての釈尊は差別していなかった。」ということ、さらに「男か女かという「生まれ」の違いではなく、「人間」としての「行ない」がどうであるか」ということ、でした。まったくその通りだと思います。


釈尊滅後に出家中心主義、男性中心主義となり、女性差別の思想が台頭。紀元前2世紀ごろに「三従」説、紀元前1世紀ごろに「五障」説が説かれるようになりました。いずれにしても権威主義化した仏教ではなく、本来の仏教に立ち返ろうとする運動が起こりました。少なくとも日本の仏教界はこのことを共有できます。今年中には審議会として答申をまとめ、理事会に提出したいと思います。


本門佛立宗が全日本仏教会に加盟していることには先師上人方の深い御意や願いがあったと聞いています。ここに日蓮正宗や創価学会は加盟していません。同会への加盟は本門佛立宗が排他的なカルト教団ではなく、社会的な視野と責任を共有する宗門であることの証明です。確固たる信仰が揺らぐことはありません。


ご多忙の中、植木雅俊先生が全日本仏教会までお越しくださったこと、心から感謝しております。東京タワーと先生の写真をいただきました。ますますのご活躍とご健康を心から願っております。今日もNHK文化センターの講義です。


そして昨日も杉野宣雄先生から平和展の作品をお預かりしたり、オーストラリアから光子さんとコートニーさん、アナベルちゃんがお参りしてくださったり、スリランカの良潤師とオンラインで会議をしたり、そのまま相模原 妙現寺で住職会に参加したり、ありがたい一日でした。ネパールでも活発なご奉公をいただいています。


日本、ネパール、スリランカ、オーストラリア、世界中のご奉公に心から感謝です。


ありがとうございます。

2025年6月26日木曜日

ネパールとフィリピンと































遠妙寺の田原彰行師とフィリピン教区の現地フィリピン人の御講師であるマティリン彰勇師がネパールにお越しになり、ご奉公してくださっています。無事のご到着、ありがたいです。


21時過ぎの到着で、そのままカトマンズ親会場にお泊まりいただき、昨日はすでに題目塔へお参りくださり、タナバンジャング村にお助行くださいました。


今日はスンカニ村のお助行、サムンドゥラデヴィの学校を訪問。徒歩で山を降りながら何軒かお助行し、夜はビカス宅に宿泊。過密ですが限られた時間の中でありがたいご奉公です。


マティリン彰勇師。見るからに素晴らしい御講師です。勇敢で、聡明な方だと感じます。


僕たちのネパールでのご弘通も、手探り、体当たり、模索し続けているけれど、ただ一つ、上行菩薩所伝の御題目を握りしめて、異体同心で、泣きながら励まし合って、ギリギリ踏ん張っています。マティリン彰勇師にはネパールで体験する全てのご奉公を、フィリピンでのご弘通開拓ご奉公に生かしていただきたいです。そんな貴重な機会になればと、心から、切に、願います。


田原彰行師はフィリピン教区の責任者として前期の海外教区長会議にも参加してくださっていました。ご講有やご住職や先任の御講師からのバトンを大切に抱き、フィリピンで大変なご奉公をなさっているという感慨があります。


この時代、国内であれ、海外であれ、弘通開拓のご奉公がどれだけ過酷か肌身に沁みて分かります。奮闘努力の甲斐がないことも、同志が途中で諦めてしまうことや、弱ってしまうこと、離れてしまうこともあります。


真の弘通家。それ以外に目指すところはありません。佛立教務の真骨頂はご弘通。田原彰行師は弘通家、マティリン彰勇師が弘通家として成長してくれることを願っておられるのだと思います。そのお手伝いをネパールのみんな、清行師や清地師がさせていただけるとしたら、これほどありがたいことはないですね。


日本が直接介在しない、海外教区所属の教務同士の交流、育成、素晴らしい機会となります。ありがたいです。


昨日、妙深寺の教務会でみんなにも言いましたが、開導聖人は「お坊さん」が大嫌いでした。お坊さんを批判する御教歌がどれだけあるか、なかなかご信者さん向けに拝見しませんから忘れているかもしれませんが、数えきれないほどあります。


いつしか、自分が開導聖人が大嫌いな「坊主」「僧」になっていないか、顧みるべきです。頭でっかち、ものしり、つまり評論ばかりしている賢ぶっている坊主を、開導聖人は大嫌いなのです。


弘通家を目指す。行事をこなすだけではダメ、口先だけで魂がないのはダメ。情熱がなければダメ。政治家のような、評論家のような僧侶はダメ。表と裏のある坊主なんてあり得ない。正々堂々、威風堂々としていてこそ、本物の本門佛立宗の僧侶、開導聖人がお好きな弟子です。


御教歌

「化かすぞや 口と心のうらおもて 衣を著たる狸坊主は」


「はじをしれ たいや坊主といはれても はらの立ぬぞそれがこしぬけ」


「謗法も せめず旦那の気とりして 施物むさぼる坊主にくしや」


「世の人の 迷ひをさとす仏法を 習ひ損じてまよふ坊主等」


「いつよりか 葬式もなしなにゆゑか 逮夜坊主のけふもあぶれて」


「おこるなよ あほのながいき娑婆ふさげ 坊主の屑は人に害あり」


「紙屑は すきなほしせば用ふるを 坊主の屑は何につぶさむ」


「勧財を 事とのみする坊主故 寺は弥々 衰微するなり」


「経よんで 銭をもらふて鉢坊主 あかい衣はちっと不似合」


こんなお坊さんになっちゃいけません。開導聖人は坊主が嫌い。どんな坊主が好きで、どんな坊主が嫌いか、しっかり見据えて、自分を顧みて、改良しなければなりません。


ダメな坊主には布施を止める、お布施しないのが一番いいという御指南もあります。そんなことにならないように、ある時は敬い、ある時は尻に敷くようなことをせず、開導聖人の御教歌を用いて御法門を説き、お布施、ご供養をお預かりしているのですから、しっかりと開導聖人に好かれるような教務でなければならない。


昨日の教務会ではそのようなことを話し合っていました。


ネパールでのご奉公が、災難なく、無事に成就することを、ご祈願させていただきます。厳しいネパール。命懸けのご弘通。旭も見守ってくれると思いますが、無事円成することを願っています。


ありがとうございます。

Swallowtail Butterflyと横浜ラグーン

  インフルエンザが猛威を振るっています。コロナ禍の時と同様に、うがい、手洗い、移らないように、移さないように、お気をつけいただければと思います。特に、ご高齢の方々をお守りしたいです。 11月26日の「横浜ラグーン」をお届けいたします。今週は皆さまからのお便りにお答えました。ラジ...