涙の得度式
本日、京都伏見妙福寺ご宝前において、松本信くんの得度式が奉修されました。もう、涙、涙で、泣けて、泣けて、仕方なかったです。
なぜ、泣いたのか。なぜ、泣けるのか。
言葉になりません。万感胸に迫るし、想いが募るし、湧き起こるし、どうしようもないです。
信くんはお師匠さまの松本現薫ご住職から僧名をいただかれて、「現咲(げんしょう)」となりました。
今年は松本御導師の七回忌、ご遷化から6年。岸さんが言ってくれていたとおり、あの時、「じいじ、死なないで、お勉強するから、言うこと聞くから、お看経するから」と泣いていた信くんが、こんなにも立派になって、佛立教務道を志してくれています。
簡単なことじゃない。複雑な気持ちもあると思う。もしかしたら、決意や覚悟以上に、期待に応えたい、応えてあげよう、という想いの方が強いかもしれない。
でも、それも含めて、命あるかぎり、彼のそばに寄り添って、彼の命と時間と人生を大切に、育てていきたい。松本ご住職より得度親を拝命し、そのように思っています。
去年8月、一緒にスリランカに行って、プールサイドで話をしたり、一緒の部屋で寝たりしたことが懐かしいな。松本御導師のことばかり考えていたけれど、本当に、本当に、うれしいです。
得度式ではお看経で涙が溢れてきて、止まらなくなりました。ご挨拶も上手にできなかった。似て非なる者が増え、本物が少なくなり果てた時代、新たな志を立て、人生を捧げる新発意。
岸さんのご挨拶の「おじきー」で号泣したし、母親である裕歌さんのお話にしみじみと感激し、感服し、涙しました。裕歌さんのお話、全部は伝えられないけど、記憶を辿って書いてみます。
「私はご信心と無縁のところから嫁ぎ、嫁ぎ先がお寺だからお掃除をするのかな、お葬式のお手伝いをするのかな、と思って嫁いできたけれど、中に入ってみたらとてつもない責任と皆さまの人生を預かる場所だった。いま生きている人たちだけではなく、亡くなられた方々の想いも詰まった場所を預かっているという責任があります。
もし、信が、実家がお寺だから仕方なく得度すると言うような気持ちだったのなら、私は離婚してでも反対しようと思っていた。そんな気持ちが通用するような場所ではない。でも、彼は子どもの頃、学校の先生になりたいと言っていた。大切なことを伝えたい、教えたいという想いからだった。ネパールに行って、御講師たちと一緒のご奉公をさせていただいて、本門佛立宗の教務さんはみんなと一緒に汗をかきながら大切なことを教える仕事だと分かった。だから、教務としての道を歩みたいと思えたと言った。それを聞いて、私はありがたいと思いました。」
「一からやり直し」と松本御導師がご遷化直前に言われました。本当に、現状はなかなか希望が持てません。世界的にも、社会的にも、宗教界も、希望を見出すことは難しい。
今日、伏見の妙福寺は174名のお参り。しかも、信くんの周りには圧倒的な人数の子どもたち、親戚たち。みんなが信くんを取り囲んで、涙を流しながら感動し、未来への菩薩行を誓ってる。次男もその輪の中にいて、嬉しく思いました。すごいエネルギーの若い集団です。
長松家の長女、薫おばちゃんの存在を感じました。こうして、これほどの若い親戚が一丸となっていること、むちゃくちゃ仲良くて、団結してる。未来は果てしなく明るいです。
変な言い方だけど、この世界は生きている人しかいない。人間は、頑張っても100年前後で死んでゆく。ということは、ずっと受け継いで、ここまで来ている、受け継いで、この世界を構築しているということです。
自分しか見えない人が自分勝手な生き方をしても、天は見ています。その時は人を騙せるかもしれないし、酔っていれば自分も誤魔化せるかもしれないけれど、真実、御法には通用しない。
人生は中継ぎ。先発投手でも、リリーフエースでもなく、結局は中継ぎである。そう先住は言っておられました。最近、つくづく分かります。
いい中継ぎをしたいと思ってきましたが、今日はとても嬉しくなる、最高のご奉公でした。信くんは高校生になります。ここからまだ学業に専念し、井の中の蛙にならないよう、多くの友人と交わり、世間の荒波にも揉まれて、人間力を豊かにしてもらいたい。そう願っています。
妙福寺には信くんのクラスメイトや幼稚園、小学校、中学校の先生、有縁の御導師、ご住職、御講師、ご信者の皆さまがご参集くださり、本当にありがたかったです。
なんと白井貴子さんとホンチさんが駆けつけてくださり、子どもの頃からよく知っている信くんのためにご挨拶くださいました。信くんのために名曲「Chance!」を歌ってくださいました。すごい果報者ですー。
涙、涙の得度式でした。素晴らしい未来を感じさせていただきました。
信くん、いや現咲師、おめでとうございます。
現喬師、おめでとうございます(涙)。宇宙誕生以来、真実は負けたことはない。一からやり直し。がんばります。
ありがとうございます。











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