2026年4月21日火曜日

10年目からのネパールHBS

 




















開教から10年、挑戦と失敗を繰り返しながら、大きな山を何度も越えて何とか今を迎えています。


今回のネパール出張はとても重要な節目でした。ネパールのお正月、そして母の日、新月の夕方に清行師とウィニーの赤ちゃんが生まれ、ビカスのお母さんの三回忌の祥月命日、ユブラージのお父さんの一周忌の祥月命日にも重なりました。芽衣ちゃんのことも奇跡を添えてくれました。


不思議を超える妙不可思議のタイミングが数々重なるご奉公でした。


御会式では住職から新しい決断や方針を伝えました。


先日、コレイア御導師が来日した際、ブラジル教区の教区長に、そしてご住職方、教務会、全伯理事会に、公式な形でコレイア清行師とウィニーさんをブラジル教区でご奉公させていただきたい旨、お伺いとお願いをしました。ブラジル教区として御許可をいただきました。


コレイア清行師とウィニーちゃんがネパールを離れてブラジルに帰国し、ブラジルでご奉公することを、ネパールのみんなに伝えました。ただ、これで清行師がネパールのご弘通から完全に離れる訳ではなく、ブラジル教区のお許しをいただける範囲でネパールでのご奉公を継続していただきたいとお願いしています。


同時に、ネパールHBSはカドゥカ清地師を次の担任としてご奉公を進めます。さらに、学徒であったビカスと、見習いを続けてきたウッタンの得度を許可しました。彼らには、より強い誓願、約束の中で、決して法灯を絶やさぬようご奉公するように指導しています。


ネパールHBSのメンバーについても、今回は様々な指導を重ねました。細かなことですが、しっかりと心に留めてもらいたいと思っています。


いずれにしても、常に多くの課題に直面してきましたが、全員で力を合わせて、次なる山を目指し、登ってゆきたいと思います。


そのためには、お互いを信じて、お互いを敬って、力を合わせて、嘘偽りなく、異体同心、一心同体、「One for all, all for one」の菩提心、菩薩の精神であってもらいたい。生きてまします、御法さまを信じましょう。短い尺度、目の前のことではなく、天地自然の理、御法さまの御意にかなうように、ご奉公に精進しましょう。


「ヒマラヤのライオン」、次の山を踏破するため、急いで書き上げました。子どもたちをはじめ、大人にとっても、本化仏教(The Primordial Buddhism, Honmon Butsuryu Shu, HBS)を理解する一助になればと願います。


「ヒマラヤのライオン」は次のようなお話から始まります。下記は日本語です。


「序章:ヒマラヤの雪

- キリマンジャロの豹とヒマラヤのライオン -


 世界的に有名な作家・ヘミングウェイの『キリマンジャロの雪』という小説は次のような言葉から始まります。


「キリマンジャロはアフリカでもっとも高い山で、雪におおわれ、標高は19,710フィートある。この山の西の峰はマサイ語で『神の家』を意味する『ンガジェ・ンガイ』と呼ばれている。その西の峰の近くに、凍って干からびた一頭の豹の死骸がある。なぜその豹があんな高所まで登っていったのか、誰にもわからない。」


 キリマンジャロはアフリカ大陸の最高峰で標高は標高5895メートルあります。豹がなぜ獲物のいない高さまで登ったのか分かりません。しかし、その豹は何かを求めてそこまで登ってきたのです。


 2015年4月25日、ネパールを超巨大な地震が襲いました。その地震の被害は国内の 31%に上り、死者8,964人、負傷者は21,952人に達しました。


 そのネパールの支援活動に日本から来た青年がいました。彼の名前はObara Akiraと言います。そして、彼はネパールのヌワコット群サムンドゥラデヴィで死にました。


 私は彼をキリマンジャロで死んだ豹と同じように思います。


 彼はヒマラヤで死にました。豊かな国・日本で生まれた彼がなぜここに来たのか、彼が求めたものは何だったのか、多くの人は分かりません。私は彼の生涯と功績を一人でも多くの人に知っていただきたいと思っています。そのためにこの本を書きます。」


約100ページの本、学校の先生も「自分が写ってる」と感激してくれていました。あの時、写真に映っている生徒だった子どもたちも、もう20才前後になっています。この本が何かをもたらしてくれればと願います。いつもながら「ハチドリのひとしずく」ではあいますが。


何より今回、コレイア清行師とウィニーちゃんの第一子が、ブッダの生まれた国・ネパールで誕生してくれました。南伝仏教では5月の満月を「ブッダ・ジャヤンティ(ブッダ生誕日)」として祝いますが、その直前の「新月の日」を「母の日」とするのだそうです。


約3000年の時を超えて、本化仏教の教務さんの男子がネパール国に誕生したことを嬉しく思いますし、特別な意味があると信じます。彼が幾つになっても「私はネパールで生まれ」と言うでしょう。その意味や、その涙の歴史を振り返ってくれるでしょう。


「新月」は月がないのではなく見えないだけです。月が地球と太陽の間に来る時。しかし、私たちは知っています。それは、月が消えた日ではなく、月の力が弱くなった日でもない。見えないことは存在しないことではありません。新しい光の始まりの日が新月です。


このようなすべての意味をふくめて、二人の尊い第一子のお名前を考えさせていただきました。


ここから、また始まりです。新しい挑戦の時です。きっと険しく、厳しい時代となりますが、負けずに挑戦を続けます。


南無妙法蓮華経

ありがとうございます。

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