2026年6月12日金曜日
「スカウティングと仏教展」オープニング映像
京都佛立ミュージアム「スカウティングと仏教展〜ボーイスカウト、ガールスカウト、そして佛立スカウトの絆〜」
スカウトだったあなたへ、そしてまだスカウトを知らないあなたへ
オープニング映像ナレーション
今から約120年前の1907年、イギリスの軍人・ロバート・ベーデン=パウエルは、野外活動と奉仕を通して青少年の自律を育てるボーイスカウトを創始し、その運動は瞬く間に世界中へと広がってゆきました。
現在、ボーイスカウトはおよそ5,700万人、約170の国や地域に広がり、ガールスカウトも約1,120万人、153か国に広がる、それぞれ世界最大級の国際的な青少年運動です。
ボーイスカウトもガールスカウトも共通する願いは一つ。自分を磨き、仲間を助け、社会に奉仕する素晴らしい人間を育て、「よりよい世界」をつくること。その願いは、国境を越え、世代を越えて、100年以上も世界中の青少年に受け継がれています。
100年前、京都佛立ミュージアムの運営母体・本門佛立宗は、スカウト精神に賛同し、大正15年、1926年、京都で「少年義勇団(ボーイスカウト)」を発足させました。
以来100年、戦時下に中断を余儀なくされながら、スカウト活動に真摯に取り組み今日に至っています。
「スカウティングと仏教展
〜ボーイスカウト、ガールスカウト、そして佛立スカウトの絆〜」
仏教?そのタイトルに違和感を覚えられた方がいるかもしれません。しかし、これはロバート・ベーデン=パウエルの唱えた理念に深く基づくものです。
スカウト共通のモットーは「そなえよつねに — Be Prepared」。スカウティングでは野外で仲間と過ごしながら生きる知恵や術を身につけ、どのような状況に置かれても自ら考え、行動する力を養います。
同時に、スカウティングでは、見えざるものへの畏敬の念、謙虚さ、他者を思いやる心、つまり健全な信仰心、宗教心。ガールスカウトの「やくそく」、ボーイスカウトの「ちかい」の冒頭も、見えない何かに手を合わせ、祈る姿勢の大切さが挙げられています。
人間が生きる知恵や術をAIに委ねようとする前例なき時代。
スカウティングはいつの時代でも決して変わらない大切なことを伝えています。
本展示では、スカウトの森、ロープワーク、スカウトソングなど、楽しいスカウティングの世界を、見て、触れて、体験していただけるよう構成しました。
あわせて、佛立スカウトの歩みを伝える貴重な資料も展示しています。
スカウトだったあなたには、かつて胸に刻んだ「ちかい」や「やくそく」を思い出す時間となりますように。
そして、まだスカウトを知らないあなたには、スカウティングが単なる野外活動ではなく、自分を育て、人を助け、社会に奉仕する、深い学びの道であることを感じていただければ幸いです。
スカウティングと仏教。
その根底にあるものは、奉仕、献身、慈悲の実践です。
そなえよ、つねに。
人のために。
世界を少しでもよくするために。
より良い未来への一歩がここから始まります。
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