2010年2月26日金曜日

デジタルとアナログ

何時間も、パソコンの修理にいそしんでいました。これを直しておかないと、いろいろなご奉公が円滑に進みません。無理だとしても、ある程度なんとかしておかなければなりません。何とかデータを取り出せたのは救いです。ありがたい。

いや、本当に、このタイミングであったことが救いでした。だましだまし使えていても、来月6日からの海外出張中に壊れたら、最悪の事態でした。最近、メールの返信も遅れていますし、集中力は発揮できても、パソコンやデジタル機器が壊れてしまったら効率と速度が極端に落ちます。このタイミングで、態勢を立て直して、再スタートできるなんて、最高に有難いことです。

デジタル機器とは長い付き合いです。とにかく、デジタル全盛、パソコン全盛の時代が幕を開けた時から、ただただご弘通のために、置いていかれないように自分や周りの教務を鼓舞してついてゆきました。

当時はパソコンも高かった(汗)。まず個人で買ったのを記憶しています。「佛立魂」という本を書いた時は、まだワープロでしたから、その後ですね。

そして、妙深寺はホームページを開設、英語ページも作成して海外にも情報を発信し、国内外との情報交換を開始してゆきました。

そうはいってもプロもいないし、予算なんてないし、「そんなことしなくてもご弘通はできる」という意見が大勢を占めていて、前に進んだのが不思議なほどでした。モ妙深寺最初のデスクトップパソコンは瓜生さんからのご有志で購入させていただいたのを覚えています。こうして次の時代の扉が開かれてゆきました。

もちろん、パソコンなんて道具に過ぎません。ご弘通は、やはり「フェイス・トゥー・フェイス」、顔を見合さなければ出来ません。

しかし、今や、携帯電話やメールなくして、ご奉公は進まないというほどになってきています。私たちだけならいいですが、お教化させていただきたい方や悩んだり苦しんだりしている方、次世代の方々が、こうしたデバイスやメディア、ツールを使っておられるのですから、なかなか避けては通れない。

とにかく、新しいパソコンを買って、一刻も早く以前と同じようにご奉公させていたたけるようにします。たくさんの方にご有志を申し出ていただき、有難く思いました。お気持ちだけ、しっかりお預かりいたしました。

デジタルな時代だからこそアナログ、アナログが大切だからこそデジタルを使って縁を広げたり、深めたりしてゆきたいものです。最後は、フェイス・トゥー・フェイス。ご信心、心、人間性。日頃からの訓練を怠らす、頑張りたいと思います。

これから住職会です。大和に向かっています。

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