開導聖人ご生誕200年目の月、その最終日。
スリランカから突然仏教省の大臣が来日することとなり、東京と京都、本山やミュージアムへの表敬訪問、長松寺での宿泊、本山の記念法要へのお参詣と、本当に慌ただしく動き回ることになりました。
スリランカの未来を考えると、御法さまからまたあり得ないほど貴重な機会を与えていただいたと思っています。
ただ、本当にギリギリのご奉公が続き過ぎて、一つ一つのクオリティが下がっているののではないかと自覚しています。
人間の幸せとは、快楽を得た時にもたらされるものではなく、自身の信条に合った生き方の中にあります。
だとしたら、果たして自分の信条なるものが如何なるものかが問われますし、その上で自分の信条や信念に沿って生きられているかが大切になります。
5月号の『まごころ』が届き、巻頭の小林日元御導師の文章に感動しました。
本当に、御導師の心、普通の私たちにも分かるように、大切な教えを丁寧に書いてくださる、その慈悲や努力、文章の構成、導線に、感激します。
あぁ、本当に学ばせていただきたい、と。
昨日10時半から今朝の10時半まで、妙深寺の壮年会の方々が24時間の口唱会をしてくださっていました。
本当に凄いことで、言葉にできません。
横浜港から昇る朝陽が妙深寺の本堂に射し込み、お祖師さまのお顔を照らす瞬間を拝見しようではないか、と声を掛け合ってくださいました。
本当に、その気持ち、心、ご信心に、感動します。
実践の中、アクションの中にこそ、幸せがある。
壮年会の実践は、私たちへの無言の教え、行動で示す真実の教えでした。
人間は難しいもので、順調な時は調子に乗り、辛くなると人のせいにする。なかなか真っ直ぐに歩めないものです。
欲は軌道を外そうとする。人のせいにしたり、自己主張ばかりするのは、迷いの入り口に立っている証拠です。
まず、自分を省みて、新たな挑戦をしてゆきたい。
実に深く考えさせていただいて、また次のステージに挑戦することが出来ます。
自分の信念、信条に沿って生きてゆくことが出来るのは、何よりの幸せです。
そして、一人ではなく、素晴らしい方々と共に、ご奉公を積み重ねてゆきたいと思っています。
快晴の下、今日は厚木基地の近く、神奈川県大和市にある法深寺の門祖会です。