今日のお助行、本当に有難くて、何とも言えませんー。
22時前、妙深寺まで戻って参りました。
午前中には20年来の大切な方、そのご家族のお宅に伺いました。
お仕事ではじめてお会いして、そのあと妙深寺にお参詣いただいて、御本尊をご奉安いただきました。
この十数年間、ご家族を傍らで拝見してきました。
今日、御本尊を奉安させていただいた、あの日を思い返して、そして今を心に刻んで、ご家族お一人おひとりのお名前を声に出して言上させていただいて、真っ直ぐにご宝前にご祈願させていただきました。
本当に、ありがとうございます。感謝しかないです。
午後、東京池上の病院までお見舞いに伺いました。
緩和ケアの病棟、すでに余命宣告を受けておられる方の病室。
手を握ると、力強く握り返してくださいました。
冗談を言って笑ってくれたこと、その笑顔、忘れません。
こんな私を、待っていてくださったと聞きました。
手を握り、顔を15センチくらいまでひっつけて見つめ合っていたから、ほとんどキスする雰囲気だったのだけど、とにかく御題目をお唱えして、御題目にうちもたれて、痛みを少なく、穏やかに過ごしていただきたいと願うばかりでした。
少しむくんでしまった足をさすり、揉ませていただきながら、病室を後にしました。
そのままご自宅に伺い、ご宝前でお看経させていただきましたが、家族のように親しい皆さまが集まっていてくださり、みんなで精一杯のお看経をあげさせていただきました。
南無妙法蓮華経ー。
新宿方面に移動して、敬愛する先生のお宅にお邪魔しました。
ゆっくりとお話をさせていただきながら、御本尊、お数珠をお渡しして、みんなで御題目をお唱えいたしました。
不思議なことですが、やはり御題目をお唱えしていると、お聞きしたお話が目の前に現れて、涙が浮かびます。
だからこそ、御題目に気持ちを乗せて、お願いいたしました。
16時前から、じっくり21時まで、たくさんお話をさせていただき、これからのご奉公を頭に描いていました。
しっかりご奉公させていただかねば。
首都高速から見下ろす東京の街角に、桜の花が咲き誇っていました。
ライトアップされていて、息を呑むほど美しいー。
夜空には、まん丸のお月さま。
妙深寺に戻ると、本堂と桜を見下ろすように、煌々と光るお月さまが浮かんでいました。
あまりに美しいので、写真をパチリ。
今日の出会い、ご奉公の記念に撮影しましたー。
本当に、今日もありがとうございますー。
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