終戦記念日の今日は京都に向かっています。
今夜は18時から長松寺でお総講。
戦没者の方々を想い、ご回向、御題目口唱させていただきます。
NHKでは意義ある放送が続いていました。
「告白~満蒙開拓団の女たち~」
「原爆死~ヒロシマ 72年目の真実~」
「戦後72年目の郵便配達」
「本土空襲 全記録」
「なぜ日本は焼き尽くされたのか~米軍幹部が語った”真相”~」
「全記録 インパール作戦」
http://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=11052
是非、ご覧いただきたいと思います。私も見れない時間は録画して、何とか観させていただこうと思っています。
優秀なディレクターの方々がいてくれることを痛感する番組。
世の中に飛び交うレッテルを信じず、埋もれていた公文書や記録、そこにいた方々の生の声を聞かせていただきたい。
戦争を知る人の生の声が、遠くなりつつある今だからこそ。
このタイミングで、北朝鮮の弾道ミサイルの発射予告やトランプ米大統領の過激な発言が飛び交う現実。
名指しされた「グアム」よりも、その軌道の中に「ヒロシマ」が含まれていることへの憤り。
北朝鮮はもちろん、人類は歴史から本当に何も学べないのでしょうか。
「戦争は、どんな手を使ってでも勝とうとするから絶対にしてはいけない」
伊田御導師のお言葉を思い返します。
米軍幹部がなぜ日本を焼き尽くす決定をしたのか、なぜ原爆投下を決めたのか、そのおぞましい、あまりにも残忍な、あまりにも愚かしい裏側を知ると、この言葉が真実であることを痛感するのです。
殺人者も正当な理由を述べる。立場を変え、時間軸を変えてゆけば、それぞれに重なることがある。
ABC包囲網も、ハル・ノートも、国内の政治事情、同盟国との関係性も、76年前と同じようなことが今も行われて、一触即発の危機を迎えています。
人間の狂気が世界を覆い尽くすことのないように。
8月13日、グランド・フィナーレを迎えた妙深寺は鈴江御導師のおられない初めての特別御講を奉修させていただき、その後は昨年に引き続き境内でバーベキューを行いました。
副ご住職のご挨拶もあり、「誰かのために祈る夏」の、本当に幸せなフィナーレでした。
昨日は岩城のお父さんがお墓まいりに来られて、小雨の降る中、丁寧にご両親の眠るお墓の雑草を取っておられました。群がるほど蚊がいて、大変な中を。
また、人間として心から敬意を抱きました。本物は違います。何もかも。
とにかく、今日は72年目の終戦記念日。
南無妙法蓮華経ー。
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