2017年9月22日金曜日

京都の文化財を守る会

無事に「京都の文化財を守る会」中支部・中央支部の合同研修会の講演を終えさせていただくことが出来ました。


ミュージアムでボランティアをしてくださっている瀬尾さまが、お知り合いに「長松清風展」のことをご案内くださり、そのご縁からの開催となりました。


中支部の支部長である水本さまは何度もミュージアムまで来てくださり、わざわざ拙著『仏教徒 坂本龍馬』も事前に読んでくださり、用意周到か開催となりました。


「京都の文化財を守る会」というお名前のとおり、約30名の意識の高い方々がお集まりくださり、本当に貴重な貴重な機会を頂戴いたしました。


ご質問も「さすが」としか言いようの無い、歴史的教養にあふれたもので、様々な説が乱立する維新前後の内実を語り合う有意義な時間でした。


私も久しぶりに遠慮なくタイムスリップさせていただいた感覚となり、とても楽しかったです。


あっという間に時が過ぎ、気づけば第1部の90分が終わってしまいました。


先ほど、講義に参加された方々のアンケートを送っていただきました。


ほとんどの方々が「初めて長松清風という人を知り、その生涯に感銘を受けた」と書いてくださっていました。


開導聖人の御徳を伝えたいという一点をエネルギーとしている自分にとって、これ以上の喜びはありません。


「館長さんの熱のこもった講義」というコメントも多々ありましたが、僕自身は最近の調子の悪さもあってエネルギー30%くらいだったのです(汗)。


それでも、きっと自然と力が入ってしまうのだと思います(笑)。


いずれにしても、京都佛立ミュージアムにとって、これ以上ないほど素晴らしい機会を頂戴いたしました。


水本さま、瀬尾さま、参加いただいた皆さま、今日もミュージアムでご奉公くださった皆さま、本当に心から感謝しております。


ありがとうございます。


これからのスケジュールも目が回りそうです。


いま新幹線ですが、明日は朝10時から妙深寺の本堂で秋のお彼岸・秋季総回向の法要を勤めさせていただきます。


その後、妙深寺の臨時評議委員会。


明後日の日曜日は長野本晨寺の秋季総回向、夜は東京で100万人のクラシックライブの演奏会に寄らせていただきます。


25日はお総講から東京での特別大切な会社開きの法要、そして午後は神戸に移動します。


26日は京都で局議、夜は東京でNHKの講座、その後で先輩の家に寄らせていただきます。


27日はまた京都に戻って会議、28日は宗会です。


そう、29日は浜松で修学塾、ミュージアムのスタッフは二条城でロケ。


30日は妙深寺でクラシックライブ、夕方はボーズカフェ、夜はボーズバー。


翌日はもう10月1日ですねー。


このスケジュールで、どうやって次回の企画展の展示内容を書き上げるんだー(笑)。


ずっと、生きている間は変わりませんなー。


本当に、『仏教徒 坂本龍馬』を出させていただいて、感謝しております。


宗内の方でもお分かりいただけないと思いますが、モノ好きでもお金目当てでもなく、内側ではなく社会に向かって挑戦を続けているのです(汗)。


いつか、全てが一つになればいいなーという微かな希望を抱きつつ、今はみんなでそれぞれ走り続けるしかありません。


明日の秋季総回向の御法門、あと少しで完成です。


「共感力とアイデンティティ」


どちらか一方が欠けていたら、きっとお祖師さまの御弟子、ご信者ではありません。


内向きで気づけることはありません。


僕たちは宇宙に向かい、自分に向かい、宇宙に向かって御題目をお唱えしているのだから。


後世の僕たちは、明治維新が壮絶な権力闘争だったことを知っています。


彼らが掲げた金科玉条は、ある意味で個々人の欲求や野望や野心を達成するために利用されていました。


少なくとも、冷静に歴史を学べば簡単にこの程度の事実は明らかになります。


宗教も同じです。美辞麗句を並べても個人の欲や情実を入れていたら存在意義は無く、宗教は害悪でしかなくなるのです。


では、宗教も結局は人間がするしかないものだからずっと害悪じゃないか、という意見も聞こえたりします。


確かに。


みんなダメダメだから。


しかし「そうではない」と高らかに言えるのが私たちでなければいけません。


気づかない人は永遠に気づかない。


歯を磨いていても、シャワーを浴びていても、いろいろなことが頭に浮かびます。


毎日使っているこの歯磨き粉は自然に還れるのかな、人間の髪のためにシャンプーの素材を良くしても自然界はどう反応しているのかな、この商品の値段にこれを使った後処理の値段まで入っているのかな、本当に大丈夫かな、とか。


新幹線で書いていたら、いつもおかしくなるー(笑)。


はい、これでおしまい。


明日も、精一杯ご奉公させていただきます。


ありがとうございます。

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