夏の終わり、妙深寺の臨時教務会でお祖師さま、日蓮聖人の聖地を訪れました。
僕の人生で御縁の深い河口湖やその周辺は、お祖師さまの足跡が色濃く残っています。
富士の樹海に入り、三湖台、鼻曲がり岩、小立法華堂に立ち寄りました。
1269年、蒙古から属国になることを促す「蒙古国書」の届いた翌年、お祖師さまは富士山に登り、五合目で御題目をお唱えして国家安泰をご祈願し、書写した法華経を埋めた(埋経)と伝わります。
その帰途、河口湖に立ち寄って小立の村人に南無妙法蓮華経の大曼荼羅をご染筆されました。
すると、その御本尊の下の岩が御本尊の尊さのためか、大きく曲がったと言われているのです。
その夜、御泊りになる場所がなく、村人が用意した小さな庵にご宿泊になられました。
その場所が鼻曲がり石から数十メートル離れた場所にある現在の小立法華堂。
その堂の中にはお祖師さまが説法をされた時に腰掛けた岩が遺されているそうです。
河口湖の「小海」という交差点を入ったところにあるのですが、昔から何度も何度も通っている場所です。
僕は1969年生まれなので、ちょうど700年前にお祖師さまは河口湖のこの場所におられたのですねー。感慨深いですー。
鼻曲がり石は、やっぱり不思議な場所です。こうした言い伝えは昔の人の作り話のように考えてしまいますが、実際に行ってみると何とも言えない不思議な思いがします。
夏の終わりなのに、紫陽花が咲いています。いっつも、行くたびに紫陽花が咲いている。この前、オルゴールの森で講演をさせていただいた時にも立ち寄りましたが、やはり紫陽花が咲いていました。不思議ー。
短い時間でしたが、妙深寺のお教務さんと一緒に過ごせてよかったです。
樹海ではボウズヨガをしている妙深寺のお教務さんですから、溶岩がどれだけ木々を育んでいるか、樹海の奥深くに入って学びました。
ほんの2時間だけ、西湖にも寄って、東吉さんにご挨拶して、教務さんにカヤックを体験してもらいました。
少し風が強かったけれど、みんなカヤックを上手に操っていました。
あっという間の臨時教務会、夕方には妙深寺に戻ってきました。
いま、新幹線で京都に向かっています。
昨夜は2年ぶりにお兄にお会いして、大切な時間を過ごすことが出来ました。
本当に、ありがとうございます。
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