ご出演いただいた加山さんに心から感謝です。本当にありがたく、言葉が見つかりません。果報が尽きそうです。
映画『リオの若大将』は1968年7月13日公開。僕が生まれる前の映画です。
昭和43年にブラジルのリオデジャネイロでロケをしたというのですから、すごいです。
この映画の撮影中、リオの海岸で作った曲が「あの日渚に」なのですね。加山さんの作詞・作曲。ステキなエピソードをお話しくださいました。
是非、下記のリンクからお聴きください。
YOKOHAMA LAGOON ~こころとカラダの免疫力アップ~ | FMヨコハマ | 2020/08/24/月 | 05:30-06:00
http://radiko.jp/share/?t=20200824053000&sid=YFM
とにかく、昭和43年にブラジルロケですから、スケールが違いますね。ブラジルとのご縁が深い私たちとしてはさらに親近感が湧きます。
『リオの若大将』の13年前、終戦からわずか10年、昭和30年、1955年に、妙深寺の初代日博上人はブラジルを訪問しました。当時のブラジルは幻のように遠い国だったのです。時の講有、日颯上人に随伴されたご巡教の模様は『コーヒーの壺』として一冊にまとめられ発刊されています。
本当にブラジルは遠い国で、日本人の同胞が多く暮らす国と知っていても想像を絶する雰囲気があったようです。
そして、昭和39年、『リオの若大将』の4年前、日博上人は二度目のブラジルへ向かわれました。この時は私の母も同行しています。わずか十年で日本とブラジルはグッと距離を縮めていました。
私も1980年、昭和55年、小学校6年生の時に、はじめてブラジルへ行かせていただきました。本当に、ご因縁が深い国です。
ブラジルという遠くて近い国。
ブラジルといえば、1961年、昭和36年に公開された『ティファニーで朝食を』に出てきたんです。僕はサッカーよりもこの映画で「ブラジル」を意識したように思います。
父の大好きな映画で、子どもの頃から何度観たかわかりません。オードリー・ヘップバーンにも憧れました。
オードリー・ヘプバーン演じるホリー・ゴライトリーは、ブラジルの大富豪・ホセと結婚すると言い出します。ポールと心を通わせたかと思ったのに、不幸な生い立ちの彼女は大富豪に嫁ぐことを選び、ポルトガル語を勉強し始めるのです。そして、ポールとは喧嘩別れをしてしまいます。
数か月後、リオデジャネイロ行きを明日に控えた日、ポールは彼女の家に招かれて再会。ホセのために生活も性格も変えようと努力しているホリー。手料理に挑戦していたのですが失敗。二人は家での食事を諦めて外へ出かけました。
帰宅してみると警官が待ち構えていて逮捕されることに。容疑は彼女がカフェ・ソサエティ・ガール(娼婦ではなく、原作者 カポーティによると「アメリカン・ゲイシャ」)として懇意にしていたサリー・トマトの犯罪に加担したというものでした。
ホリーたちの逮捕の様子は大々的に報道されてしまいました。翌日、ポールの迎えで保釈されますが、ブラジルのホセからは婚約を破棄するという手紙が届いていました。
雨の中、ニューヨークのタクシー。
猫と、ホリーとポール。
ホセの手紙を読んでも彼女はリオに行くと言って聞きません。そして、自分もこの猫も名もない野良猫なのだと言い、雨の中に猫を放してしまいます。
ポールは、ティファニーで刻印してもらったお菓子のおまけの指輪をホリーに投げつけ、自分の心を偽り続ける彼女に捨て台詞を残してタクシーを降りてしまいます。
ホリーは指輪を握り締め、涙を流しながら迷い続けていました。そして、意を決してタクシーを降り…。
いつの間にか映画の解説になってしまいました。
加山雄三さんの「横浜ラグーン」を聴いていただきたいばっかりに(笑)。
今朝のブラジルとのウェブ会議も無事に終了しました。日本とブラジルを結んだ同時中継、世界配信についても打ち合わせが出来、ホッとしています。来週もウェブ会議の予定です。
遠く離れていますが、心がいつも近くにあります。
加山さんも言っておられました。感謝と、祈る心を大切にして生きてゆきましょう。
ありがとうございます。
※ 写真はflickr.comで「No known copyright restrictions」とされている素材です。素敵ですね。
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