蓮の華が天高く伸び、空へむかって咲いています。
美しく、その姿を見ているだけで心が清々しくなります。
「如蓮華在水(蓮華の水にあるが如し)」
法華経の15章(十五品)従地涌出品にある御文です。
「不染世間法 如蓮華在水(世間の法に染まらざること蓮華の水にあるが如し)」
この一文は地涌の菩薩の現証であり、これを生きる指針としている人が地涌の菩薩という約束された人、約束した人です。
負のエネルギーが世界中に充ち満ちている中、それらに引っ張られて正常な人も異常になる、賢い人もアホになる、そんな世相です。
そうなってはいけないと、蓮の華は教えてくれているようです。
汚泥の中で、美しく咲く。
全く簡単なことではありません。うまく立ち回ろうとしているうちに、実は世間に染まって、流されて、感覚がマヒしてしまいます。
昨日、香港の民主活動家、周庭(英語名アグネス・チョウ)氏が香港国家安全維持法(国安法)違反容疑で逮捕されたという報道がありました。
多くの人が愛した香港。その香港の自由と民主主義は、中国共産党という巨大な国家権力によって強制的に変貌させられようとしています。
「もし自分が香港人だったら。」
これまでの歴史、国家間の取り決めはともかく、生まれ育った故郷が、国家権力によって強制的に変貌させられようとしたら、立ち上がって声を上げるはずです。
MADE IN CHINA
世界中の華僑が支援し、世界の工場として超大国となった中国は、イビツな成長を遂げた怪物か。
人間は、人種や家柄、国の政体や政治的な意図に縛られるものではありません。つい縛られてしまうけれど、そうであってはいけないはずです。
周庭さんの不屈の精神。救い出す方法はないか。
泥に染まらず、泥の中に立ち、泥の中で美しく咲く、蓮華のように生きる過酷さを教えてくれているようです。
MADE IN CHINA
いま、中国はとてつもないものを失っています。
世界中の華僑の失望を買い、中国製品を買う気を失わせています。
Pray for Hong Kong, pray for Agnes Chow Ting.
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