2020年8月2日日曜日

夢を見ました、荻原さん。








8月となりました。本当に早いです。


この世に棲む日々。


何をして、何ができるか。


一日一日を大切に、二度とない今日を、淀みなく生きたい。


先週の日曜日、荻原さんのお宅にお助行に伺いました。その数日前、荻原さんの夢を見たのです。お会いできて、本当によかった。


荻原さんは本山から帰ったばかりの私と一緒にご奉公くださった特別な方のお一人です。当時、ご主人が末期癌と診断されていて、必死にお助行に通わせていただきました。25年くらい前のことです。


86歳のご高齢。さらにコロナの影響でお顔を見る機会が減りました。


荻原さんのお顔をみてホッとして、ご宝前でお看経をさせていただこうとすると涙が溢れてきました。ジワー、ジワジワーと、御題目を御唱えしている間、不思議な涙でした。


御本尊さまは25年前と変わらない御本尊さま。お住まいは変わられましたが、お戒壇もそのまま。


お看経中、またタイムスリップして、時空が飛んだ感じでした。あの時の、お父さんのことを想ってお看経していた情景、みんなの気持ち、後ろに荻原さんがおられて、以前はご宝前に向かえなかったお父さんもお座りくださっていた、あの時に戻った感じでした。


泣き虫な住職のお助行、コロナだからこそもっとさせていただきたいです。


今生でお会いできたこと、ご奉公をご一緒できたこと、奇跡のような時間で、何よりの宝物です。どんなに時間が流れても、ご奉公した思い出は色あせず、その事実は消えません。


大切な方々、いつまでもお元気でいていただきたいです。


昨日も月始総講、御法門、教務会、次男の学校、再び教務会、夕方から忌日のご回向と走り回りました。


忌日のご回向ではまた新しい出会いがありました。毎回不思議なことが起こり、完璧なタイミングで物事が進行していることを感じ、あたたかい気持ちになります。


見えないものを見る、感じる。見える世界よりも見えない世界の領域やエネルギーの方が大きいのですから、そちらの皆さまが喜んでくださっていることをヒシヒシと感じて、また有難いご奉公でした。


今日も二度とない一日。淀みなく生きましょう。


「明日死ぬかのように生き、永遠に生きるかのように学びなさい。」マハトマ・ガンジー


ありがとうございます。

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