東北北部布教区の巡回激励助行、無事に6ヶ寺でのご奉公を終えて、横浜まで運転して帰って参りました。ありがとうございます。
朝4時過ぎに起き、5時半ピッタリにホテルまでお迎えをいただきました。広宣寺八戸別院の朝参詣は5時半からスタートしています。すごいです。開門は3時過ぎ。宗門トップクラスに早い。
6時からお助行の一座、講演をさせていただきました。朝早いにもかかわらず、たくさんの方々がお参りされていて感激でした。質疑応答も深い内容でした。
八戸別院はいつでも寺号公称できるほど立派で、実際に日晨上人から「広流寺」というお名前もいただかれており、門前に大きな看板が出ていました。三好御講師、奥さまに大変お世話になりました。朝のご供養が夜ご飯みたいに立派で申し訳なく、お腹がパンパンになりました。ありがとうございます。
また、ここには書ききれない不思議なことがあり、津波で亡くなられた方々のご回向のため、尾形布教区長、三好御講師と共に山田町へ。巨大な防潮堤の上に動くお寺を停車させ、御本尊さまに向かってご回向のお看経をさせていただきました。
三陸の海岸線を南下し、釜石市の慈念寺さまへ。東日本大震災から11年、来年は13回忌。万感の想いを抱きながら、御題目をお唱えいたしました。平日にもかかわらずたくさんのお参詣をいただき、ありがとうございました。
釜石から横浜までは約7時間から8時間。運転がとても楽で、ありがたかったです。東北北部布教区の皆さまに、変わった車を見ていただくことが出来て、よかったです。なんだか分からなくても、気持ちを前向きに、勇気をもって、希望を抱いて、日々のご信心、ご奉公にお励みいただきたいのです。
何もかも右肩下がりの世の中、「赤信号、みんなで渡れば怖くない」みたいに、右肩下がりで当たり前になって、悪びれもせず、誰も何も言わなくなって、それでいいわけがありません。
「のるかそるか」という危機意識から始まった高祖ご降誕800年のご奉公。いきなりコロナ禍に見舞われて急ブレーキ。それこそお祖師さまからのお折伏だと思いますが、至るところで踏んだり蹴ったりの現実があります。
その空気や現実を変えるのは容易ではない。だからこそ「命がけでお助行に回れ」というご下命をいただいたのだと思います。
全国各地のお寺を廻らせていただくと、そこには見事な法城があり、素晴らしいご住職、御講師、ご信者の皆さまがおられることに感激します。「こんなところに一軒家」ではありませんが、この町、あの町にも佛立寺院、です。そして、そこには必ず素晴らしいご信者さんがいる。
「清風が開講したる本門佛立講、京都に弘まりて終ひに此の国に弘まり、末法万年の外までも弘まるべし。」日扇聖人全集18巻266頁
この御指南のとおり、京の都から全国各地に生きた仏教が、人から人、街から街へと弘まり、海外にも9教区、32拠点。葬式仏教でもなく、広報活動に長けた政治活動をするような新興宗教でもなく、普通のお寺、本来の仏教として、ここまで広がって。ありがたいです。
これからの時代、点ではなく線、線ではなく面、いやもっと立体的に、各地の法城やご住職、御講師、ご信者の皆さまとつながり、具体的、実際的にサポートするご奉公が大切と感じました。
本当に今回も勉強になりました。学ばせていただいたことを弘通局に持ち帰り、それらを生かしてご奉公させていただきます。
第7支庁の小原支庁長、東北北部布教区の尾形布教区長、各寺院のご住職、御講師、ご信者の皆さま、本当にありがとうございました。
ありがとうございます🙏