昨日はバージョンアップ&パワーアップした「開導さくらまつり」が、晴天のもと、想定を上回る本当にたくさんの参加者をいただいて開催できました。
4月1日、開導聖人のお誕生日にあわせて先住が始められた開導まつり。そして、先住が始められた夜の町内観桜会。これは何かとお世話になっている近隣の方々への感謝の会です。いつしか妙深寺の本化桜の見事さもあって、名物行事となりました。
この数年はコロナ禍で中止や規模の縮小を余儀なくされてきましたが、この2つを1つとして開催することを決定。あらゆる世代を含む教養各会が総力を結集し、生きたお寺・妙深寺のフルパワーを目の当たりにいたしました。すごかったです。
境内をご家族連れのご近所の方々が埋め尽くし、大勢のリスナーの方々も参加され、100万人のクラシップライブも五十名を超して立ち見、白井貴子さんの圧巻のライブで盛り上がり、森の中では子どもたちが遊びまわり、清顕師の「お寺ツアー」も長蛇の列、人が多すぎて境内の土が見えなくなるほどの大盛況、大成功の会となりました。本当に、ありがとうございます。
ただ一つの命、たった一度の人生、「一日一日を大切に」という祈りと誓い、総祈願。まさに3月を振り返っても、この命を最大化する、功徳化する、かけがえのない日々でした。今生人界、妙深寺の教講全員に心から感謝しかございません。
御教歌
「楽しみはさかぬ間にあり桜花 さけばちるてふ をしさかなしさ」
さくらまつりに開花は間に合いませんでしたが、ワクワクする楽しみは開花を待つ間にありますね。咲いてしまえば、もう散ってしまう、惜しさ、悲しさ、さみしさが心に生じます。
つくづく無常の世の中で、二度と今日の日、同じ春、今年の桜もありません。今日だけ、今年だけ、今だけのご奉公の積み重ねです。
だからこそ、種まきがありがたいのです。功徳を積み重ねている「現在進行形」の中に、今日のこのご信心、ご奉公の中に「さとり」があります。悔やんでいる、悩んでいるならば、ご信心の中に飛び込んで、ご奉公してみましょう。すぐに心が晴れます。真理に気づきます。頭の中に正解があるのではなく、行動の中に答えがあり、心の中に正解を感じることが出来るから。
「生きたお寺」というくらいだから、いつでも死んでしまいます。中にいる人が教えに迷い、ご奉公が形だけになったらお寺は衰退することは必然。
明日から4月。開導さくらまつりの興奮と感動を抱いて迎えられることが嬉しいです。今生人界のご奉公を積み重ねましょう。