2007年12月19日水曜日

12月19日 京都


 12月19日の早朝、京都に戻った。今月は4度目の往復。昨日は13時からの新横浜教区の教区御講だった。とんぼ返り。素晴らしい御講だった。
 明日、京都での締めくくりのご奉公。次の日は本年最後の清和会御講があり、そして最終年末の御総講へと向かう。今年も本当に年の瀬。どんな一年だっただろう。来年はどんな一年になるだろう。
 何度も言っているが、佛立信者の年末に思うことは2つ。「感謝」と「御懺悔」。
 「ありがたい」ということに気づかなければならない。一年を振り返って。そして、「よい事をして懺悔をばしたるかな~」で、普通は良いことをしたら「御礼を言われて当たり前」となるところだが、佛立信者は振り返って「良いことをしたつもりだけど、その中でも反省点がなかったか」と振り返る。そういう意味に於いて、感謝と御懺悔が大事だと思う。
 そして、佛立信者は知っている。こうした締めくくりが出来ない限り、良い年など来るはずがない。正月に、ちょろっと神社や仏閣に詣って、賽銭箱に小銭を投げ入れても、良い年になるはずなどない。そんなことがあるわけない。あったとしても因果から外れているから後が怖い。
 とにかく、一年を振り返れば途中で失速したようにも思うし、反省点も多々ある。来年はさらに決死の覚悟で、全身全霊で御弘通に挺身しなければならないと反省している。
 妙深寺のご奉公では感謝感謝しか浮かばない。本当に多くの変化の菩薩方が現れてくださったと思う。本当に充実の一年だった。多くのご信者さんに支えられ、盛り上げていただき、お教化も育成も大躍進を遂げた一年だった。特に、今年お寺にお参詣するようになった方々、新教化の方々は「花の19年組」と謳われる。ありがたい。老いも若きも、和気藹々の雰囲気を楽しんだ。先日のひろし君の部御講には、他の教区長もお参詣くださって、初心のご信心を分かち合ったという。まさに、変化の菩薩方に支えられた一年だった。
 開導聖人の御指南、
「衰える時分時分には、地涌の大士、立ちかはり、入れかはりに出世ありて御弘通絶えることなし。弟子となり師匠となり、旦那となり無令断絶、疑いなきこと也」
を実感した。必ず、出てきてくださるんだなぁ、と。「衰える時分」が今だと言う気はないし、昨年までの妙深寺が「衰えていた」と言うつもりはないが、それでも問題や課題はたくさんあった。横浜という範囲に限定して「衰える」ということではないのだろう。この時期に、こんなに多くの菩薩方が誕生して、集まってくださっていることに、感謝感謝。必ず全世界に還元しなくては。
 ネットの中で色々なマイナスの話が出ているようだし、そういう意味で「衰える時分」と言えるのかもしれない。そこにフォーカスしても本当の問題は見えない。こうしてご弘通させていただく中に答えがある。果報の中で精一杯のご奉公をさせていただき、現証の御利益を顕してゆくしかない。それがお導きなのだ。私にはいくつかポリシーがあるが、その一つが「悪い話は、もし聞いても自分で止める。良い話は世界中にご披露する」だ。佛立信者とは、そういう人だと思う。だから、佛立信者は世界の浄水器のようなものだと信じている。
 「よの人のさがなしごとをまた人に つたへてわれに罪なつくりそ」
 御教歌をいただけば、自分の生き方、佛立信者らしいスタンスが分かる。まさに、自分の果報の中で精一杯のご奉公をさせていただきたい。その中で、こんなに素晴らしい方々に囲まれていることを、素直に喜びたい。
 「弟子となり師匠となり、旦那となり無令断絶、疑いなきこと也」
 本当に、実感させていただく。ありがたい。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

ありがとうございます。清優です。御住職のブログありがたく拝見させていただいています。今日のブログ、私なりにそうだなあと思う所があります。今日は建國寺教務部の忘年会でした。どちらかと言えば良くないことが多かった一年でしたが、それでもお導師が元気になり、来年仕切りなおしで頑張ろうと皆で盛り上がり、今日御住職から長松寺の御大会の件でお電話があり、本当に一年振り返ってお懺悔しつつも来年のことを考えて気持ち新たにご信心させてもらおうという気分になりました。これからもよろしくお願いいたします。清優でした。

Seijun Nagamatsu さんのコメント...

嬉しいな、清優師。
なかなか難しいな。
ありがたい。お互いに、全身全霊で頑張ろう。とにかく、実践あるのみ。

幸の湯、常さん、北九州

帰国後、成田空港から常さんの枕経へ直接向かいました。 穏やかな、安らかなお顔でした。こんなにハンサムだったかなと思いました。御題目を唱え、手を握り、ご挨拶できて、よかったです。とにかく、よかったです。 帰国して、そのまま伺うことがいいのか悩みました。海外のウイルスを万が一ご自宅へ...