2018年4月27日金曜日

パラダイムシフト





























昨夜、無事にスリランカまで到着しました。


今朝はラサンギちゃんの26才のお誕生日で、彼女自身がご供養を作り、朝一番から一生懸命に準備をして、頂戴いたしました。


「自分の誕生日にご供養をする」


彼女は去年の日本ツアーで大活躍したランガ君の妹です。


彼女から聞いた英国留学中の信行体験は忘れられません。


御題目のおかげで乗り越えることが出来た、と涙ながらに語っていた彼女です。


今日も写真を撮った後は「では仕事があるから行きますー!」と飛び出してゆきました。


忙しいのに偉いなー。日本人が忘れかけている、功徳を積む生き方を身につけ、実践しています。


本当にありがたいですー。


午前中、コロンボ市内に4エーカー(約5000坪)という広大な地所を持ち、新たに寺院を建設している上座部の僧侶・アトゥラリエ・ラタナ師と会談しました。


彼は上座部の僧侶、この寺院の住職であり、なんと国会議員でもあります。


実にいろいろな方がおられますー。


特に、彼の場合、自然環境を破壊する農薬を使用禁止にするなど、環境問題を解決するために国会議員になったという異色の僧侶です。


そして本当に法律が成立し、スリランカは世界有数の安全な農業国になろうとしています。


地球や人類が直面している問題はタイムリミットが近づいており、パラダイムシフトが不可欠だ。


環境活動家が言う「自然環境の保護」「他者との共生」「大量生産大量消費を見直して新しい価値観に基づく社会を作る」という目標は、その多くが「仏教の説くところ」と一致していることに気付くべきだろう。


つまり、仏教に基づく考え方を発展させてゆけば、地球にも自然にも他者にも自分にも優しい世界を作ることが出来る。


仏教という希望を共有し、濃密な意見交換、貴重な時間となりました。


まだお寺を作り始めて7年。56才。若く見えます。


池もある広大な敷地の中で自らオーガニック植物を栽培し、リトリートのための施設を作り、大きなミーティングホールも建設中。


軍の青年たちがボランティアで植物のプラントを運んでいました。


彼は「上座部にも様々な分野があるが、私は菩薩行について学んできました。寺院の中で修行するよりも、社会の中に出て行って活動することが大切だと思います。」と言っていました。


そして「仏教の本質は所作振る舞いであり、所作振る舞いこそ仏教。」とも言っていました。


私たちのいただいている教えと合致します。


僧侶の中にもいろいろな活動家がいて、勉強になりました。


行きのフライト、窓から見える景色が本当に綺麗でしたー。

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