松本御導師のご遷化。
一生懸命に葬儀のご奉公をさせていただき、あれほど何度も泣いたのに、まだ現実感がありません。
松本御導師のご遷化、1日前でも、1日後でも、こうしたお見送りのご奉公にはならなかったと思います。
いろいろと思いを巡らせ、いつご遷化になられても、この時はこのように、この時ならばこのようにと、考えていたつもりですが、松本御導師が選ばれた日時は、いや、連絡をもらったタイミングからすれば、数分というか、数秒単位で、この時しかなく、凡慮をはるかに超えるものでした。
松本御導師は「葬儀委員長は清潤に」と言われたそうで、そればかりか忌日回向のご回向のご供養、柿の葉寿司やお弁当の中身までお話になり、駐車場の心配までされていました。
コロナ禍の中、葬儀は三密を避けるために参詣数を抑制しなければなりません。それでも長い間ご教導いただいた御導師にひと目でもご挨拶したいという方々が多くおられますので参詣時間をずらし、段階的にお別れをしていただくことにいたしました。
参詣はもちろん、ご奉公体制を整えることも出来ませんので、ごくごく身内で奉修いただくことといたしました。ご無理を申し上げて、仮通夜、本通夜、本葬儀と、三座とも長谷川日堯御導師にご唱導いただきました。
通常の葬儀が出来ないため、インターネットで中継し、お別れしていただけるようにしました。このことが、結果として今までにない、前代未聞の葬儀となり、日本中、世界中の、大勢の方々にお参りいただくことが出来ました。
YouTubeの中継では、本通夜で2088回の視聴数(参詣数)、本葬儀で2017回の視聴数を記録しました(2020年6月1日現在)。これまで宗門の大きな法要中継を何度もさせていただいて参りましたが、本当に大変な瞬間アクセス数で、松本御導師が本物のご弘通ご奉公をされてきたことを証明したものと思います。
すべては完璧なタイミング。
すべてが完璧なタイミングでした。
臨終の日は、自分で選べません。
臨終の顔も、自分では作れない。
死に化粧は自分で出来ない、作り笑いすら、出来ないのです。
私たちは、臨終に現れる、と教えていただきます。とっても厳しい教えです。
ですから、やはり御導師のご遷化の姿は、ご遷化のタイミングは、尊い。これは、凡夫考えの及ぶところ能わざるもの。
「1からやり直し」
この宿題は巨大で難解。しかし挑戦してゆきます。それしかないから。
人生は誰が本物か選手権。インチキはすぐバレる。レギュレーションを知らないなら要注意。それだけ。
今朝の番組、横浜ラグーン。ありがとうございました。
梅沢富美男さまの奥さま、あきこ奥さまに感謝ですー。大変なコロナ禍の中、だからこそもっともっとお聞きしたいお話ばかりでした。ありがとうございます。
来週は阿木燿子さまです。そして、阿木燿子さまに引き続いてご登場いただくのは宇崎竜童さまの予定です。
よろしくお願いいたします。
まだ現喬師のいない世界が分からないけど、自分のいない世界も同じですね。
どこまで行っても、誰が本物か選手権。本物の、本当の生き方を重ね、受け継ぐしかありません。
頑張ります。
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