2020年6月27日土曜日

京都佛立ミュージアムの次回展示は




一昨日の明け方、強い地震がありました。


千葉県沖、震度5強。東日本大震災の余震とのこと。何も終わっていませんね。


人間は弱くて脆い。菩薩や仏にもなれるし、鬼や悪魔にもなってしまう。


毎日、一人ひとりの愚かさを断罪するかのような話題がたくさんあって、週刊誌もテレビもそれに多くの時間を割いています。


同じ怒るなら、もっと別のことに怒った方がいいのに。


小悪を憎み、大きな悪を許す。人間の性、愚かさですね。


福島第一原発は完全にコントロールされている?コントロールできていると豪語して五輪を招致したのに相変わらず燃料棒一本も取り出せず汚染水も増え続ける一方。暗中模索。


子どもに教えられるかな。こういうこと。こういうやり方。


トランプのアメリカ。トランプを選んだ共和党。バイデンを選んだ主党。アメリカ的民主主義も末期的な症状です。


Black Lives Matter.


先週、長松寺に帰ったら段ボールのプラカードがありました。長男がデモに参加していたとのこと。


オバマのアメリカもありました。しかしそれはブッシュのアメリカの反発で生まれた。シーソーゲームは徐々に大きくなって分断と対立を深めてきました。今後さらに深まるかもしれません。


みんなが選んだ。それだけは言えます。


今年は終戦から75年の大切な年です。コロナにかき消されているような状態ですが、あの世界大戦も、気候危機も、コロナ禍も、すべて人間が大切なことに気づくべき重要な節目だと思います。


ここで学び、ここで変わる。


京都佛立ミュージアムは、7月11日(土)より終戦75年特別展「トランクの中の日本 戦争、平和、そして仏教」展を再び開催いたします。


また、ゆっくりとご案内いたします。


恐ろしいほどバタバタしています。今日はこれからFMヨコハマの収録です。


がんばりますー(汗)。ヘロヘロ。


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終戦75年 特別展

トランクの中の日本 ~戦争、平和、そして仏教~

京都佛立ミュージアム


あれから5年。

終戦70年を期して開催した「トランクの中の日本 ~戦争、平和、そして仏教~』展は私たちの想像を超えた反響を呼び、平和の祈りは京都から全国、全世界へと広がってゆきました。

広島平和記念式典への参列、ローマ教皇への写真集献上と教皇による全世界への配布指示、2度にわたるサンマリノ共和国での写真展の開催、教皇の来日、東京での写真展の開催や各種メディアによる「焼き場に立つ少年」の報道。幼い兄弟の姿はまさに世界中の人びとの目に触れたのでした。

本年、全人類を襲う新型コロナウイルスの脅威の中、世界は第二次世界大戦から75年の節目を迎えました。

生きた仏教のミュージアムが考える戦争と平和。終戦75年の特別展はその発信源の一つである京都佛立ミュージアムが原点に還るべき機会と捉えます。

若き従軍カメラマン、ジョー・オダネル氏が撮影した終戦直後の日本と日本人の姿。敵愾心に燃えて佐世保に上陸したオダネル氏は焦土と化した各地を転々とします。長崎で幼い弟を背負う少年と出会った頃には敵と味方の境界を超えていました。この事実が私たち仏教徒の学ぶ戦争と平和の本質を表すものだったのです。

オダネル氏の代表的な1枚「焼き場にて、長崎」のみならず、彼の辿った心の変遷を追体験することに重点を置いた展示。

敵を敵とする人間の心は幻想であり、正義や大義すら信じるに値しない。人間が人間を知ることによって真理を見出し、自分と他人、此方と彼方、敵と味方の境界すら越えることが出来る。

 戦争はなぜ起こり、いかにすれば平和であり得るのか。 

人の目が曇り、心狂えば幾たびも戦争は繰り返され、人が人を知り、自ら覚し、心が平和であるならば永遠に世界も平和たり得る。人間らしさを追求すれば戦争は終わり、平和が訪れるはずと学びました。

終戦75年 特別展「トランクの中の日本 ~戦争、平和、そして仏教~」。

5年前の展示を再び配列し、より鮮明に、色濃く、幅広く、戦争が生み出すものを共有し、共に世界の平和を祈り、生きる覚悟が育めるよう、ご協力を仰ぎつつ開催させていただきます。

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