2020年10月11日日曜日

清水清康師の叙任式




















台風も進路を変更し、昨日の京都は美しい晴天となりました。


昨日、本山宥清寺のご宝前において叙任式が奉修されました。妙深寺から清水清康師が上座講師に叙任され、参列させていただきました。


20年前、先住松風院日爽上人がご遷化され、その御遺骸の側で得度式をした清康が、20年後の本年に叙任されることに、大きな意義を感じます。


院日号は「本深院日際」といただきました。清康自身が、先住のご遷化の「際」にいただいた佛立魂を表すものとして撰びました。ご因縁、自戒、本懐の意味からして、尊いものと感得します。


先住の教えは、僧階に寄らずご弘通第一、ご奉公第一、というもので、妙深寺の先輩御講師で叙任されている方はほとんどおられません。それが妙深寺の伝統でもありました。


今後もその伝統は変わりませんが、妙深寺の護持のため、宗門でのご奉公や貢献を思えば、徐々に御講師も叙任いただこうと奨励するようにしました。僕がいつ倒れるか分からないので(笑)。


素晴らしい叙任式で本当に感動し、感慨無量でした。また新しい歴史が始まるような気がします。そうしていただきたいです。


清水清康師はこの叙任を機に、捨身決定を誓い、さらなるご弘通ご奉公の実現に臨むはずです。そうでなければ意味もありません。


前日の夜は清水御導師ご夫妻と清康と私の4人でしっぽりとお祝いの食事をしました。4人での食事は珍しく、とっても大切な時間でした。


たくさんの方々からお祝いをお預かりし、本当にありがとうございます。本人からあらためて御礼させていただくと思います。


今日も清康は本山宥清寺の高祖会でご奉公、私は失礼して横浜で教区御講、ご回向とご奉公させていただきます。よろしくお願いいたします。


ありがとうございます。

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