ご遷化の24時間前、八王子 清流寺のご法宅。
伝えておきたいことがあるとのことで、松本現薫師と共に伺い、お話をお聞きいたしました。
様々なご奉公のこと、海外弘通について、ハワイ別院のこと、ロサンゼルスのこと、オーストラリア教区のことなど、これからの方向性についてお話をいただきました。
そして、ご自身の葬儀についてまで、具体的にご指示がありました。
「そんなことを仰せにならず、少しでも長くいてくださらなければ困ります。」
そのように申し上げましたが、それから僅か24時間後、令和2年10月20日 午後9時50分、本宗参議、佛立教育専門学校 校長、米国教区長、オーストラリア教区長、第五支庁東京中央布教区 大正山 清流寺第二世、僧正 信誓院日堯上人におかれては、法寿70歳をもってご遷化になられました。
あまりに速い病気の進行とご遷化に、ただただ言葉もありません。
24時間前のお言葉を頼りに、八王子へ向かい、ご奉公させていただいておりますが、何のご奉公をしているのか、これが長谷川御導師の葬儀のご奉公とは到底信じられない気持ちのまま時間だけが過ぎていきます。
ご遺言のとおり、葬儀委員長として駆けつけてくださった横谷日熾御導師の総指揮のもと、お見送りのご奉公の概要が整って参りました。
下記の日程にてお見送りのご奉公をさせていただきます。
仮通夜式 令和2年10月22日(木)午後6時より 清流寺 御内佛
執行導師 常信寺御高職 横谷日熾導師
通夜式 令和2年10月23日(金)午後6時より 清流寺 本堂
執行導師 清秀寺御高職 岡本日苑上人
葬儀式 令和2年10月24日(土)午前11時より 清流寺 本堂
執行導師 大本寺 乗泉寺御高職 永江日盡導師
コロナ禍のこともあり、参詣については様々な感染防止策を整えます。座席が少ないなどの制約もありますが、それぞれ十分にお気をつけいただきながらご参列いただければと思います。
また、本通夜、本葬儀については、海外のご信者様もたくさんおられますので、環境を整えて何とか中継させていただきたいと思います。URLなどの情報についてはもう少しお待ちください。
まだ、耳の奥に御導師の声と言葉が残っています。その時の情景も浮かびます。座っておられた場所、寝ておられた場所で、お見送りのご奉公をしている不思議さ。
生と死の僅かな隙間、しかし絶対の距離。
人は、自分の死をそれほどまでに客観的に見て、責任を果たせるものでしょうか。尊いことだと思います。その壮絶な姿を見せていただき、これが最期の授業というか、教えなのだと思いました。
申し置かれた言葉を心に留めて、ご奉公しなければと思います。
とにかく、今はただしっかりとお見送りのご奉公をさせていただきます。
御教歌「申置 事更になし 信心を 相続しやれ下種の大法」
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