ありがとうございます。
一都三県は感染爆発の状況にあると言われ、明日にも緊急事態宣言が出されると報道されています。神奈川県、埼玉県、千葉県では過去最多を更新しています。
本日から毎年恒例の寒参詣ですが、明日からはオンライン参詣に切り替えて実施します。
恐るべき事態が着々と進行しているようですが、何度もご披露しているように、大丈夫です。なんとしてもつながって、なんとしても支え合って、乗り越えていきましょう。
昨年は多くの試練を経験しましたが、こうした苦難、困難のための試練でした。学ばせていただいたことを、ここで生かしましょう。
健康な方、ご病気の方、ご病気の方のおられる家庭、いろいろな状況に、いろいろな方がおられます。
ある人にとっては耐えられても、ある人にとっては耐えられないこともあります。
緊急事態宣言では行動の制限が促されます。オンラインの参詣に切り替えますが、ある方にとってはお寺が病院や薬局のように欠かせない場所となりますので、ご連絡をいただければ特別な配慮をしながらお参詣いただけるようにもいたします。
とにかく、コロナも怖いですが、心の健康を蝕む、不安感や孤独感、焦燥感も怖いです。これは「信心」と逆の心から生まれてくるものです。
「心の師とはなるとも、心を師とせざれ」
ご宝前に近づき、御題目を唱え重ねる。瞑想では無理です。宗教的エリート、訓練を積んだ人でなければメリットを得られないばかりか、デメリットの方が大きくなる。それが瞑想です。
瞑想で陥りやすい心配な状況を「魔事境」「病魔境」といいます。心を見すぎて魔が入る、心と身体のバランスが崩れて病気になる、というものです。
とにかく、緊急事態では、シラーっと瞑想しているのではなく、躍動する修行方法、言葉にする、口にする、御題目を唱える、お看経する、そのアクションが大事。
「口業正意」です。言葉にする。言葉から始まる。まず口にする。口から心、身体が整っていくことを実感しましょう。
「わが病 惜しや欲しやの苦みも 法の教へにいへにける哉」
身体の病気も、心の病いも、患いはつらく、苦しいものです。
いろいろな想いが浮かんでは消えてゆきます。惜しい、欲しい、申し訳ない、なんで、どうして、どうしよう。
しかし、その複雑な想いの束を、口にする妙法の声がかき消してくださる。「妙法の教えによって癒えていく、癒されていく」のです。実感してください。体験してください。
なぜ、こんなことを長々と書くかといえば、この状況下では多くの方々が、心も、体も、生活も、人間関係も、掻き乱されていると感じているからです。
混乱と不安の中で、傷ついたり、傷つけあったり、してしまうことも多くなると思います。不安は、ほおっておくと勝手に大きくなってしまったりもします。ジワジワ大きくしてしまうと、手に負えなくなります。
そんな時のために、み仏の教えがあり、具体的な修行もあります。そして、私たちもいます。
電話でも、メールでも、Facebookのメッセージでもいいし、Twitter、Instagramのメッセージでもいい。離れていても、直接は会えなくても、誰かとつながって、御講師や住職、お寺とつながって、確かめ合いましょう。
明日から首都圏がロックダウンのような状況になったら、ZOOMの会合も、そうしたものを利用した個別の相談もしていこうと思っています。
昨夜は横浜ラグーンの収録でした。今年は番組内容をリニューアルして、一人でお話をしています。
もともとこのラジオ番組は気持ちが沈みやすいと言われる月曜日の朝を選び、その心を支えよう、励まそう、としてスタートしました。番組開始から1年3ヶ月、その必要性をひしひしと感じています。
希望はある。冬は必ず春となる。
よろしくお願いいたします。
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