27日、インドの病院で手術を受けるダハール清天のために、大勢の方々がオンラインでお助行くださり、本当にありがとうございました。
インドですから、オンタイムで手術が始まるとは思っていませんでした。案の定、清天師は手術着のまま5時間も待たされ、やっと夜になってから手術が延期になってしまったというメッセージが届きました。
手術室の前の部屋で5時間。携帯電話も取り上げていたので連絡できなかったのです。交通事故で運ばれてきた方の緊急手術でした。インドの混沌、カオスを思うと苦笑いが浮かびます。
彼は何度も謝り、報告することが恥ずかしいと言っていましたが、気にすることはありません。インドに限らず、日本でもこうしたことは起こります。
私たちはお助行の功徳をいただきました。彼にとって、与えられたこの時間が、より深く自らを省み、信仰を深める時間となりますように。そう話をしました。
手術は明日、土曜日に延期となりました。私はFMヨコハマでの収録が入ってしまっているのですが、引き続きご祈願いただければありがたいです。
2012年2月、再びインドへ向かい、現在妙深寺インド親会場のある村を初めて訪問しました。写真はその時のものです。
学校で子どもたちと交流し、村長さんの家を訪ねました。ビハールにある典型的な農村でしたが、小さな村の中でも恐るべき、根強いカースト、ヴァルナを目の当たりにしました。
出自によって貧富の差が決まっていること。あまりにもそれが圧倒的で。いま、カドゥカ清地師が本当のインドを体験的に学び、レポートしてくれています。
先日、『ザ・ホワイトタイガー』という映画を観ました。インドに横たわる問題の根本。人びとの自由を奪い続ける差別の実態、真実。胃がキリキリするほどでした。
この大問題に挑んだのが仏陀であることを忘れてはならないとつくづく思い返していました。
インド、ネパール、スリランカ。ご奉公の機会を与えていただき、ただただ感謝です。
ありがとうございます。
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