京都に戻り参詣記念品の袋詰めご奉公。
杉野先生にお作りいただいた世界に一つだけの参詣記念品。本山の境内に咲く桜の押し花。押し花ですから、その全てが手作り。絶対に無理と言っておられたのを、考えられないような値段で制作いただきました。赤字だと思います。申し訳ございません。
たくさんの皆さまのご理解とご協力、ご許可とご奉公をいただいて、お金で買えない価値のある、世界に一つだけの記念品をご用意することが出来ました。本当に、ありがとうございます。
しかし、残念ながらお供水やご供養など、お参詣の方々にお配りする紙袋にそのまま記念品を入れるとマグネットから押し花の入ったガラスケースが落ちてしまうかもしれないというご意見をいただき、急きょクリスタルパックに入れることとしました。
シモジマやパッケージプラザに電話をしまくり、在庫のあるお店に駆けつけてクリスタルパックを調達。朝から京都へ帰ってきて1つ1つ本山で作業してみました。
京都、すごい人で、びっくりしました。
一人きりで3300個のラッピングをしようと思いましたが、1分間で2つしかできないことが判明。つまり、10分で20個、100分で200個、1000分で2000個。とてつもなく時間がかかってしまいます。
しかし、突然の、こんなにイレギュラーなご奉公ですが、ミュージアムや御縁の深い方々が駆けつけてくださり、作業を手伝ってくださいました。涙が出るほどうれしかったです。気がついてみたら10人もの方々と一緒にご奉公できました。そして2000個を超えるパックが出来ました。
見れば見るほど、本当に素晴らしい押し花で、一つ一つの表情が違います。何もかも手作り、だからうれしい、ありがたい。
昔はご供養も全て手作りでしたね。むしろ外部の業者さんに発注することは珍しく、横浜のお寺でも手作りのお弁当を夜中までみんなで作っていました。最後ののし紙をつけるのもみんなでご奉公したものです。
今回、はからずもご奉公の原点を学ばせていただきました。久しぶりに腰を据えたご奉公で、しみじみ楽しく、ありがたかったです。
とにかく、京都までお参りくださる方々、お参詣の皆さまに喜んでいただきたい。一粒万倍、お金で買えない価値のある、世界に一つだけの記念品を手にしていただきたいと願っております。
何もかもが手作りで、一つとして同じものはありません。その違いも楽しんでいただきたいと思います。何とぞよろしくお願いいたします。
明日も朝から作業を続けます。いよいよ全ての準備ご奉公が佳境に入っていきます。
京都でお待ちしております。
「そして、約束の本山へ」
ありがとうございます。
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