ロスの空港に着いたのは朝の9時45分。税関が混んでいて、少々出るのに時間が掛かった。写真撮影と指紋の捺印は今や当然の如く誰もがしているから。偉いなぁ。
外に出て、現地の方々が迎えに来てくれていました。疲れて搭乗したので、さぞ眠れるだろうと思っていた飛行機の中、結局うまく寝付けず、撮影に流れ込んでしまう。そのままレンタカーを借りて、今日中にグランド・キャニオンまで走るということ。トホホ、何というスケジュール。
このラジオ収録には、ケンジくんという非常に優秀なディレクターが付いてくれていて、車の中ではじまった収録の指示をくれます。
番組は私の友人である小泉氏と、小泉氏がゲストとして迎えた本門佛立宗の僧侶であり友人の私と、アメリカの様々な風景を旅しながら、仏様の教えを聞いてゆく、というものです。しかし、これが非常に難しかったです。
とにかく、結局夜中の1時過ぎまで走りました。やはり、私は車の中でも寝付けないのですが、12時に付いた場所はウィルソンというグランド・キャニオンに北上していくための入り口に当たる小さな街。そのモーテルに荷物を降ろして、日本からの汗を流してベットの中に入ったのは2時。しかも、5人で一緒の部屋に寝ることにしました。なぜなら、2時に寝て、4時に起きて、グランド・キャニオンに昇る朝日を眺め、コメントを収録することになっていたからです。
そして、4時に起きました。グランド・キャニオンまでの道、白みはじめる空と青のグラデーション、地平線に浮かび上がった稜線など、本当に綺麗でした。奇跡的なタイミング、何と日の出のほんの1分前に着き、マザーポイントに車を急停車して、その瞬間に立ち会うことが出来ました。コメントの収録も無事に終了。本当によかったです。
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