2005年4月18日月曜日

グランド・キャニオン

グランド・キャニオンを訪れたのには理由がありました。
この場所は、世界的にも有数の場所。宇宙からはっきりと見える地上に残された傷跡。そこに立つと、悠久の歴史の中で自分の小ささを思い知ることになる、と。
このグランド・キャニオンは、年間で500万人の観光客が訪れる場所。その一番上の層は、約1億8000万年前のもので、コロラド川が削って現れた最下層の地層は18億年、一説では30億年も前の地層まであると言います。
私はこの場に立って、実はちょっと拍子抜けをしました。上から眺めていただけだからでしょう、コロラド側が流れる下まで行けば違う感覚を持ったと思いますが、余りにも凄すぎて実感が湧いてこない、ピンとこなくなってしまったのです。余りにも凄くて、しかも白いベールのような霧がかかっていて、まるでCGや壁に書かれた画を観ているようだったのです。なかなか、この状態から抜け出すことが出来ませんでした。
それから、バックパッカーの方と話をしたり、国立公園内に住んでいるコヨーテと出会ったりしてから、何だか心が晴れたような状態でした。とにかく、ここでのコメントも無事に終えました。

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