2010年11月24日水曜日

三兄弟

きなくさかったのは、北だったのですね。領土問題三カ国。並びました。2人の大きなお兄さんの強引なやり方を見て、小さい弟さんも暴挙に出た。自分のしていることを考えると、お兄さんは弟を叱れない。領土問題三兄弟。

夜までニュースを観れなかったので、驚きました。ソウルのチカちゃんや利子さんが心配になり、姜ご住職に電話させていただきました。これまでと同じ部分と違う部分を冷静に注視しています、とのことでした。

ソウルは、北朝鮮の国境と本当に近いですから、心配は募ります。でも、兵役も勤めた強い姜師がいれば大丈夫。そう信じてご祈願します。

怖いのは、世界を見渡すと、いま、戦争を望む悪魔的な政治勢力が急速に増えており、さらに、また、戦争を良薬とする政治状況が各国に垣間見えることです。

今回の砲撃を、北と南の局地的なものにできればいいですが、すでに領土問題は仲良し三カ国の喫緊の政治課題になってしまっていますから、各国が冷静さを装っても当事者として引きずり出されてしまう。

北が仕掛けた領土問題を理由にした砲撃への対処が、今後の中国やロシアが仕掛けている領土問題での動きや対応と連動する。だから、お兄さんたちは、自分たちの真似をして暴れ出した弟に、困り果てているはず。弟は、一番したたか。各国の世論は、ナショナリズムや保護主義がくすぶっていますから、容易に、交渉も始められない。弱腰と非難されて政府はカードが切れなくなるはず。極めて怖い。

「国家主義は子どもの病。それは人類のはしかである。」アインシュタイン。

領土問題三カ国。今回は、兄が叱れないであろうことを予測し「今なら」と思って弟が仕掛けたのであれば本当に深刻。

追い詰められていたのは、中国やロシアでした。そして、両国は政治的な冒険せざるを得なくなった。尖閣、北方領土。その波紋は広がり、今回のような事態に至り、、、。哨戒艇沈没の時と、兄たちの状況が決定的に違う。

また、こちらの状況も違う。戦争を欲する人たちや状況が大勢を占めているようで怖い。

そうさせてはなりませんが、極めて厳しい。

写真は、去年の9月、スリランカ北部の難民キャンプの近くですれ違った部隊。

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