2011年2月17日木曜日

不信が招くこと

圧政や長期独裁政権からの革命が伝播しています。遠い国の話?いや違います。

宗教の世界も「閉じた世界」に慣れてしまうと同じ構造になります。内紛と粛清が後を絶たず、疑心暗鬼が広がります。圧倒的に溝が深まり不満が臨界点を迎える。そして一般民衆が団結。愚鈍な独裁者や欲張りな特権階級が追われ革命が起こります。

FacebookやTwitterがチェ二ジアやエジプトの革命を起こしたというのは大袈裟ですが、内向きに安閑としていた人たちは深く反省を迫られるはずです。

何事も、その深い意味を真剣に考察すべきでしょう。末法の凡夫に自浄を期待するのは酷です。お互いに教え合うしかありません。お互いを信じられなくなったら終わりです。いつか必ず崩壊する日が来ます。

メッキは剥がれる。ウソはバレる。脅して黙らせても、すかして宥めても、いつか噴火をしてしまう。

大切なのは真実です。正直さ、真剣さ。演技ではない謙虚さや素直さ。ここが、人間界の修行のしどころです。

反省と改良が無ければ、あるのは革命だけ。哀しい血や涙が流される前に、気づくように。権実雑乱と五濁悪世の中でも、人間の可能性を信じたいものです。

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