2011年2月26日土曜日

Love And Other Drugs

少し熱が出てきたので、御講の後は休憩。17時半からお助行に行きます。

時間があるので昨夜の出来事を。実は、飛行機の中で泣いて泣いて、目が腫れました。理由は映画。観るつもりなかったのに。

セックス、酒、金、地位や名誉。すごく低俗な内容で、タイトルを言うのも恥ずかしいくらいなのですが、その愚かさが等身大で、何とも言えなかった。

そして、賢い人間が賢く生きるのではなく、愚かな、間違いや勘違いだらけの人間が、一人の人との出会いによって気づき、変わっていく。これ、この筋です。だからまだ人間は捨てたもんじゃない、と言いたくなる。

極端に、愚かな、馬鹿げた話と、美しくも、哀しい人間たちの素敵な話。このコントラストに、涙する。徹底的に、コントラストが好き。月に村雲のように。

バカな人間が、軽々しく生きていた自分が、気づく。気づけた。ここに、泣きます。泣きました。

弱さと、強がり。愛したいのに傷つくのが怖い。自分ばかり癒やされたくて、誰かを癒やせることを忘れてる。

たくさんの間違い。勘違いばかりの世の中。みんながしてるから、それが間違いや勘違いだなんて気づくことも出来ない。みんなが「正しい」「これが格好いい」と盛り上がり、信じ込んでいる中で、自分一人だけ気づくのは難しい。でも、気づけた、という。

愚かだから心に響く。涙が出て涙が出て仕方なくて、またCAさんや周りの人から「こいつ大丈夫か?」と思われるほど、泣きました。バカです。

自分のご奉公も、そうじゃなきゃ駄目だな、と。高尚でなくても、人の心に、本当の暮らしにの中に、入って、愚かさの中でも、真実大切なことに気づいていただかないと何も残らない。真実の前に、小さな脚色は意味もない。

愚かさと素晴らしさに、疑いと信じる心が重なり。病気と愛と。心に響かないわけがない。

「千人に出会っても何の影響も受けないこともある。一方で、たった一人との出会いで、人生が変わることもある、永遠に」

お勧めはできないけれど、なかなかいい映画でした。Love And Other Drugs。

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