今朝、清行がネパールへ出発しました。
京都へ行くのを断念し、油断ならないネパールのご奉公を選びました。
涙ながらに懇願するので、認めざるを得ませんでした。
京都の本山に入れば2年間は勝手に外へ出られなくなります。
ましてや海外になど。
本山ご宝前へのお給仕はもとより、今後のことも考えてしっかり勉強してもらいたかった。
何より先に立耕師や恒潤師や法光師がいるし、山田随伯師や配川淳慶師と同期になるはずでした。
ただ、ネパールのネイティブな教務として清天師や清地師が誕生したとはいえ、さらにご奉公の基盤を確固たるものにするには少しだけ時間が足りなかった。
万が一、ネパールで何かあったとしても、本山に入り、佛立教育専門学校に入学させていただいた後ならば身動きは出来ない。
この2年間は妙深寺の教務で頑張ってご奉公するしかないと決めていました。
しかし、ここまでやってきた清行を後悔させたくない。
悩みましたが、入学試験ギリギリに苦渋の決断をしました。
失うものがなければ、得られないものもあります。
何かを賭けてこそ、充実した人生やご奉公になる。
今朝の彼は昨日僕が厳しく叱ったこともあって元気がなかったけれど、それは仕方ない。
安全第一、健康第一で頑張ってもらいたい。
人生の分岐点に立ち、大切な判断をし、貴重な浄財もお預かりしているのだから、真剣にやり切るしかない。
自屈、上慢、二乗心はカス。
負けん気と根気と慈悲があればご弘通の器。
妙深寺の本化桜も花を開いた。
気をつけて。
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