2019年9月11日水曜日

気候危機
























気候危機について、アル・ゴア氏の著書による企画展を開催した2018年。


企画準備の段階から、2019年の夏は気候変動に起因する自然災害がさらに多発すると言われていました。


残念ながら予想されていたとおり、日本各地で気候危機が暮らしを脅かすようになりました。これからもっと増えてゆきます。効果的かつ具体的な対策は選択も実施も出来ていません。


1年前、国連の事務総長が総会で発言したとおり、気候危機は「ロスト・コントロール」、人類の手に負えなくなる、制御不能になってしまうのか。私たちは人類文明の分岐点を、その真っ只中で目の当たりにするのでしょうか。


エネルギーや食糧問題に対してあまりにも無防備な私たち。政府や行政や企業に期待しても、今後は被害が広範囲に及び、連続し、深刻さを増し、被災者も膨大になります。そうなれば、どうなるか。自分で守らなければ守れない。


横浜でも豪雨、道路が冠水し、続いて京浜急行の列車衝突事故があり、日曜の未明には猛烈な台風がやってきました。


妙深寺の森では山桜の巨木が倒れ、山忠さんが「いい木だ。大切に。」と言っていた梅の木が倒れました。梅の木はとし子さんたちが何とか植え直してくれましたが、本当に恐るべき風でした。


今朝、木更津妙蓮寺の竹村ご住職と電話でお話しました。恐るべき風は台風の通過した東側、つまり千葉県の南房総市を中心に甚大な被害を与えたとのこと。目下、食料・物資を運ぶなど、支援活動が行われています。木更津市の被害も大変なものだったそうです。


どこで、何があっても、おかしくない状況。


とにかく、ご奉公させていただくしかないと思って、出来ることを精一杯。


10月1日、2日、アル・ゴア氏が来日して気候変動に関するリーダー向けのトレーニングが行われます。私はブラジル出張中で残念ながら参加できませんが、妙深寺から杉崎さんが参加してくださいます。京都佛立ミュージアムの代表としても参加いただきます。


とにかく、やるしかない。


今朝は堤清信師と一緒に車で京都から長野県の飯田市に向かっています。京都東インターから高速道路に乗る前、2人で大津佛立寺にお参詣させていただきました。


少しの時間でしたが、本当にありがたかったです。最初道場。お若い開導聖人の彫像。大灯籠。御法門。


混沌とした時代に、信念を曲げずご奉公させていただく大切さを教えてくださっています。


ありがとうございます。

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