2024年8月26日月曜日

スリランカで大切に護持される日本のお戒壇










スリランカは朝7時を過ぎました。体調は悪くなく、ポンコツですがまだ走れます。ゴール親会場に向かっています。


昨夜最後のお助行はマハラガマ・コッターワ組のウィジェトゥンガ家。ご主人のラトナシリさん、妻のチャンパさんはやはり古くからのご信者さまです。


特に良潤師の御法門でも何度か紹介されましたが、奥さんのチャンパさんは6年前に乳がんと診断されました。診断を聞いてそのまま別院にお参詣するほどご信心が篤い方です。


手術後、医師の指示に従って放射線治療をしましたが、病院で放射線を当てる場所に印をつけるのですが、そこにお供水をつけて臨んだところ、良潤師から聞いていたように治療の跡が全く残らず感激。しかも、印がなかったのでお供水を塗らなかった場所にその場で医師が判断して放射線を当てた場所には跡が残ったということでさらに感激したそうです。


それでも残念ながら昨年癌が再発し、余命半年と宣告されました。次女のラリーシャさんはアイルランドから戻ってお母さんの側についていることを選択。ラリーシャさんは「母はご信心をしているから絶対に治ります」と言い切って御法さまにお縋りしました。


昨年12月、治療の成果もあって骨にまで転移していた癌が完全に消えていて家族一同が心から喜んでいるところです。


昨日は大学教授の長女のマニーシャさんと航空会社のエンジニアをしているご主人もお参詣。ご主人はお助行のみんなに気をつかってご奉公くださり、本当にありがたかったです。お嬢さんのサヌキちゃんは7才。かわいくお給仕をしてくれました。


次女のラリーシャさんはご主人の仕事の関係でアイルランドに住んでいます。ラリーシャは2017年の日本団参にも参加していて本当にご信心が強く、休みの日にたった一人で一万遍口唱をするほどです。結婚したご主人はアイルランドでソフトウェア開発をしています。昨日のお助行にはアイルランドからオンラインで参詣し、僕も2人とお話できました。ご主人とは初めてお話しましたが、明るくてすごくいい人でした。さすがラリーシャさん。


2人のお婿さんが素晴らしい方々で、本当にありがたく思います。人生には色々な日々が訪れます。それでも、真面目にご信心をなさってきたウィジェトゥンガ家のみなさんが幸せであることがありがたいです。記念写真にはオンラインのラリーシャさんが映っています。お姉さんのマニーシャさんがスマホをかざしてくれていました。ありがたいです。


実はウィジェトゥンガ家の大きなお戒壇は妙深寺にお下がりになっていたものです。


残念ながら日本では法灯相続が出来なかったり、難しい住宅事情でお寺にお戻りになるお戒壇があります。佛立の大切な仏具が行き場を失っていることを心苦しく思っていましたが、そうしたお戒壇もお道具もスリランカにとっては待望の品々、妙深寺からスリランカまでコンテナをチャーターして大量に送ったのです。その一つのお戒壇をウィジェトゥンガ家が護持することになりました。きっと、このお戒壇を建立された方も喜んでおられます(涙)。ありがたいです。


夜の最後のお助行に、軽く30人のお参りがありました。すごいです。日本でもなかなかないと思います。何が違うか考えなくてはなりません。


今日は午前9時からゴール親会場でお助行、再びコロンボ方面へ戻って11時半からディヌーシャ君の実家・アベイグナセケラ家にお助行、15時からチャンドラさんのお宅にお助行、そして今夜は18時から大白蓮寺でLotus Café(ロータス・カフェ)が開催されます。


月曜日ですが、今日もまたまた長い一日です。だから、ありがたいです。


ありがとうございます。

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