9月8日、京都佛立ミュージアム「台湾と日本展ー台湾に遺るリップンチェンシンー」が終了いたしました。台湾と日本のさらなる友好と地域の平和を心から願い、その想いを力に代えて開催へとたどりつきました。
開催期間中、当館を訪れた多くの来館者が台日の友好に想いを寄せ、時には涙し、両国の歴史と深い絆に関心を強めてくださいました。およそ数百人から寄せられたアンケートには来館者の感想、感動が綴られています。
この数日で撤収作業を完了し、お借りしていた貴重な品々を丁寧に梱包しました。なんと昨日は松本現薫師と小野山淳鷲師が京都と金沢を往復し、金沢ふるさと偉人館さまへ貴重品を返却してくれました。片道4時間。真夜中に戻ってきてくれました。
最初から最後まで不思議な力をいただきました。開館直後から「台湾展を開催する」と言っていたのですが、まとめるまでに10年近くかかりました。しかし、それも必然だったと思います。
本門佛立宗による台湾物故者慰霊法要は半世紀を超え、台湾でお生まれになった髙須ご講有がご就任、烏山頭でのご回向の法要も出来ました。準備万端整って台湾展にたどり着いたのです。
開催終了間際、長松寺に台湾から観光に訪れた一組のご家族が門前に貼られた台湾展のポスターに興味を持たれて参詣されました。台湾展についてご説明し、束の間の楽しい時間を過ごしました。帰り際、ご主人から名刺をお預かりしました。そこには「総統府」「国策顧問」と書かれていて、驚愕しました。最後の最後まで、私たちの目には見えない大きな力に導かれ、お見守りいただいていることを感じました。
当企画展の開催が台日両国民の友好と平和の一助となれば幸いです。謹んで当企画展へお力添えいただいた様々な団体、関係各位みなさま、ご来館くださったみなさま、企画展を支えてくれたスタッフ一同に御礼申し上げます。
ありがとうございます。
京都佛立ミュージアム 館長 長松清潤
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