2009年5月29日金曜日

現証の御利益!!!!!!

 私は、昨日は、うれしくて、うれしくて、仕方なかった。
 毎日あまりにも多すぎるので、このブログではあまり紹介してこなかったのだが(『妙深寺報』には詳しく紹介しているつもり。ただし、それでもプライバシーの問題もあって厳選し、ご本人の承諾をいただいた方のみ掲載させていただいている)、妙深寺のご信者さん、お一人お一人が現証の御利益を感得され、日々にご信心を増進されていることほど、嬉しいことはない。こうした現証の御利益が、妙深寺ご弘通発展の原動力。書けば、切りがない。しかし、昨日は、あまりにも嬉しい報告が相次いで、相次いで、嬉しすぎるから、書く。
 もう、本当に、このご信心は、ありがたい。佛立信心は妙不可思議な御利益が真髄。御本尊に向かって、御題目をお唱えする、願い、祈る、という信心の道を歩めるということが有難い。人それぞれ、抱えておられる問題は違う。しかし、どんな内容の方でも、このシンプルなプラクティスをしてゆくことによって乗り越えることができる。
 このライフスタイルを知っているのに出来なくて、不眠に悩んだり、ストレスで気が滅入る、疲れやすい、と世間の人と変わることを言っていては情けない。オアシスは、そんなに遠くにない。遠くに行って、高額な料金を払うよりも、自宅で、いつでも、できる。そして、大きな現証の御利益をいただく。それが、安心の、豊かな暮らしに欠かせない「佛立信心」=「心のトリートメント(治療)」「心のエクササイズ」だ。
 人間には宿命がある。それは、誰もが老い、病にあい、死を迎えるという圧倒的な現実。そして、何より、この不安定な世界で生きてゆかなければならない。競争や軋轢を繰り返す人生を生き抜いていかなければならない。これらは、誰もが背負っている宿命である。
 アンチエージングを試みても老いは確実に訪れるし、200才まで生きた人間もいない。そうした宿命を背負う人間に答えを示し、その人間に乗り越える方法を示されたのがブッダその人。私たち信心をする者にとっても、人間が背負う宿命からは逃れられない。しかし、その宿命を、御題目の力によってネガティブな暗闇からポジティブな光、幸せのきっかけにしていただける。乗り越えられる。
 今日、嬉しいお話をお聞きした方々。特に、兼子清顕師がご奉公している教区の方々のことで、清顕や教区の方々、青年会の子たちが、毎日毎日お助行に通うのを見ていた。その方々から立て続けに嬉しい報告をいただいて、飛び上がるほど嬉しくなった。
 お一人は妙深寺の幹部さん。4月末、奥さまから喉が腫れていることを指摘され、ご本人も食事の際に喉に違和感がある、ノドが詰まるということだったのだろうか、病院で検査をすることになった。5月11日に1回目の検査結果が出て、喉の腫れ物は問題ないと言うことだったが、エコー検査で反対側の甲状腺に腫瘍があることが分かった。通常30程度が基準値だという腫瘍マーカーが800もあると聞き、ご本人の心痛も大変なもので、本当に、降って湧いたような不安な日々がご家族を襲った。当然ながら、最悪の事態も想定されたと思う。
 先住の奥さまや瓜生さんからも、しっかりみんなからご祈願をしてもらうようにと話をされ、13日の夜に清顕がお助行に伺い、14日から21日まで教区と青年会の二つの時間帯で1時間ずつ詰め助行をさせていただいた。
 21日、エコーと腫瘍マーカー、細胞の検査があり、その日に腫瘍が2センチであることが分かった。細胞検査の結果は28日とのこと。22日は胃カメラ。23日からまたお助行が再開され、27日の夜まで詰め助行が続いた。
 お助行に通っている受持教務の清顕は、詰め助行の最中でいろいろなこともあり、動揺してしまったこともあったと言うが、逆に、「中だるみしてはいけない、今以上にご祈願を」と感得し、本当に鬼気迫るような思いで、改めてご祈願させていただいたという。
 スリランカからのディリーパ君も、他教区の末岡さんや壮年会の方々もお助行してくださったとのこと。本当に、あたたかい輪が不安を抱えるご家族を包んでくれていた。検査結果の出る前日に局長室でお話をしたのだが、ご本人も「ご信心がなかったら、こういう気持ちにはなりません。本当に、助けていただいています」と仰っていた。
 そして、一昨日。検査結果が出て、腫瘍は良性、経過観察をしてゆけば問題なし、との報告が飛び込んできた。本当に、あのマーカーの数値はいったい何だったのかというほど、うれしい知らせ。みんながお助行に通ってくださっていた分、こんなに有難いことはない。みんなが、御経力を感得させていただくことができたと思う。
 また、ディリーパ君もお助行に伺った方のお孫さん、赤ちゃんも無事に退院されたと御礼のお参詣に来てくださったという。まだ、原因はわかっていないそうだが、『皆さんのお助行のお陰で心強かったです』と話されていた。ここから本当におはからいをいただいて欲しいが、とにかく御礼参詣と、喜びの声が嬉しい。
 さらに、先日妙深寺の玄関で、暗い顔をされていたので声をかけさせていただいた方。お話を聞いてみると、お嬢さまのお義母さまが危篤だという。その場で、結婚式の時の写真を見せてくださり、ここまで御利益をいただいてきたのだから、何とか、また、おはからいを見せていただきたいと思い、ご祈願させていただいていた。酸素マスクをつけ、肺も真っ白とのこと。担当医から「時間の問題」と告げられ子どもたちも病院で待機していたというが、そこから持ち直して、酸素マスクを取っても平気な状態になり、みんなで九州から横浜に戻ってくることができた、と。必死にご祈願をされていた、みんなの御題目や思いが、お義母さんに届いたと確信する。清顕のブログにもあるが、私が玄関先でお会いしたご家族の方は、この方の名前が書いてあるご祈願カードをさすりながら夜中までずっと御題目を唱えられていたという。
 本当に、昨日は、うれしいことばかりで、「これでもか」という現証の御利益で、あぁ、本当にあらたかなご信心、「妙とは蘇生の義なり」と教えていただいたようで、喜び、感謝の一日だった。ありがたい。

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