2009年5月21日木曜日

リコちゃんの検査結果

 ありがとうございます。
 先ほど、リコちゃんのお父さまより連絡がありました。リコちゃんの検査の結果が出たとのこと。ドキドキしながら、毎日ご祈願させていただいてきました。
 1才の、小さな女の子のリコちゃん。その小さな瞳に癌が発見されたのは数ヶ月前。あれから今日まで、本当に大変な日々を乗り越えられ、これまでにも多くのおはからいを聞かせていただいてきた。
 そして、手術。その手術の内容も、聞くだけで痛そうで、かわいそうで、心がつぶれそうになった。でも、リコちゃんは耐えたのだ。術後経過良好を、みんなでご祈願させていただいてきた。
 今日のメールには、予定より早く術後の結果が出たということと、視神経には癌が出ていなかったということが書いてあった。この結果を受けて、抗がん剤の追加治療なしで、あと一週間くらいで退院できるとのこと。本当に、本当に、本当に、よかった。ご両親をはじめ、ご家族やご親族の心痛は、想像することもできなかった。献身的な看病、ご家族の愛情とご信心、そして、みなさんのお助行もあって、これほどの苦難を乗り越えて、暗闇の中でも素晴らしい光明をいただかれた。本当に、ありがたく思います。
 先日、私はブログでリコちゃんのご祈願をお願いした。そこには、当日の御講でお会いしたお父さんとお子さんを抱きかかえる写真を載せさせていただいた。お子さんの年が同じくらいで、きっと、ご祈願してくださるであろう方々が、共感してくださるだろうと思ったからだった。
 しかし、説明が足りなかったと反省した。あの写真をリコちゃんだと思われた方が多かったようで、本当に申し訳なかった。大阪に住んでおられる方とお話をして、そのことに気づいた。なんと、彼女は、自分の携帯電話の待ち受け画面に、その写真を貼り付けて、御祈願してくださっていたのだという。
 「私、携帯電話の待ち受けに、リコちゃんの写真にしているんです(涙)」と聞いた時、本当に、申し訳なく、ありがたく、胸が締め付けられた。「ごめんね。こういう風に思って御講の写真を載せたんです。リコちゃんの写真じゃないんだ。でも、本当に、うれしい(涙)。うれしいよ」とお話しした。彼女は、今でも、ずっとリコちゃんのご祈願を続けてくださっている。ご自身も、ご病気を抱えておられるのに。顔も知らない、遠くに住む、小さな命のために祈る、祈れるご信心。彼女は、まだご信心を始めて1年にも満たない。本当に、ありがたい。これが、佛立信心。菩薩の輪。
 リコちゃんのお父さまは、メールに書いておられた。
「皆様の御助行ご祈願のお陰です。ありがとうございました。一安心しました。皆様にどうぞよろしくお伝えくださいませ。ありがとうございました」
 本当に、よかった。妙深寺で毎朝ご祈願をくださったみなさん、こうした繋がりからご祈願をしてくださっていたみなさん、本当に、ありがとうございました。これからも、まだまだ治療が続きます。どうか、ご祈願のほど、よろしくお願いいたします。ありがとうございます。

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