これまでの人生を振り返り、「過去を思へば皆煩悩の為也」と述べられた上で詠まれた御教歌。
「のりのため御奉公にてしゝぬれば 人と生れしかひはありけり」
人と生まれて、どう生きるか。どう生きたら、自分なりに納得して死を迎えられるか。無常であることは必至。その時が来れば惜しむ気持ちもあるはず。ただ、どう生きたのか、日々に問い返さなければ、あっという間に流される。自己満足と慢心の穴。それがために、悪循環を繰り返し、苦しんできたのに。まだ分からないのか、とつぶやく。
2011年8月31日水曜日
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