2012年12月13日木曜日

ご信心は希望です。

今日、午前10時から高祖総講、大御本尊会式を奉修させていただきました。引き続き妙深寺全教区からご挨拶を受けました。妙深寺では10年近く前からお歳暮を廃止しました。これに代えて教区長から本年度のご弘通ご奉公についてご報告をいただきます。これで一年の締めくくりです。

夕方、妙深寺の所属教務・岩澤深修師の奥さま、岩澤清従師のお母さま、隆代さんのお通夜を勤めさせていただきました。妙深寺にとっては初めての教務夫人のお見送りでした。妙深寺が本堂を移転し、大躍進した当時からお寺の屋台骨を支える清和会の中でご奉公いただきました。大変多くのご参列をいただき、果報を感じます。本当にありがとうございました。

来年、妙深寺は70周年を迎えます。世間には70年周期説というものがあり、いろいろな意味で70年を過ぎると、寂しいことも多くなります。初めて教務夫人を見送ったということも淋しさの一例です。

お年を召した方が多くなり、建物も古くなっていく。今は世の中も「右肩下がりの社会」を前提にしていて、高齢者は増えるが子どもは増えない、高度経済成長期に建設された道路からトンネルまで老朽化が進み、社会にネガティブな要素が増えています。

でも、それはそれ、現実は現実として厳しく見つめて、その上で、前向きに、上を向いて、強く、明るく、進んでゆかなければならないと思います。暗い顔や元気のない言葉を言っていたら、家族も、自分も、組織だって、国だって、転がり落ちてしまいます。

だから、現実は厳しくても、前を向いて、努めて明るく、歩んでゆきたいと思います。

ご信心は希望です。希望になり得ます。絶望を希望に変えます。希望が芽生えます。だから、ご信心を磨き、強くしておきたい。それが乾き切った現実の中でも、希望になるから。

そんなことを思っていました。

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