東京から、わざわざ京都までお越しいただき、今朝、『仏教徒 坂本龍馬』について、長松寺で打ち合わせをさせていただきました。
もし、取り上げていただけるならば、こんなに嬉しいことはありません。
歴史に埋もれた『閑愁録』にスポットが当たり、長岡謙吉という不遇な男と、日本史のヒーロー・坂本龍馬の夢の一端が、日本中に、世界中に広がれば、未来への希望が広がるように思います。
何もかもが、つながっていて、一点の曇りもない。
自分が未熟過ぎて、バカで、遠回りも、間違いもたくさんしてきたけれど、今までの人生に感謝して、バカはバカなりに、これからも頑張りたい。
「正常性バイアス」というのか、僕たちは様々なブラインドをかけられていて、本当のところが分からない、分かっていないことがある。
伊集院静さんが、こんなことを書かれていました。
「これほどインターネットや他の情報が入る今日になっても、世の中の肝心を読み、見る機会が少ないのに驚く。」
1日に、84000万億の念慮が起こる、と仏教は説く。
たった一日のことなのに、人間の心の移り変わり、関心事の変動、感情の変化は目まぐるしい。
ほぼ、刹那、刹那に、僕たちの心は「念慮」の泡が浮かび、その泡は渦になって波立てているのだ。
そこに、パターンが生まれて、流れが出来る。
上流で降った小雨が、せせらぎをつくり、小川となり、そんな渓流や清流が合わさって、大きな河川となり、巨大な流れを作る。
同じように、僕たちの毎日の思い、念慮も、降り積もって、積み重なって、大きな流れを作る。
生まれ変わり、死に変わりー。
これが「カルマ(業)」の正体。
84000万億の、その念慮の一つ一つに、それぞれの響きがあります。
だからこそ、正しく見て、正しく思い、行動することの大事を教えてもらうのだけど、この時代と、この自分という資質を考えると、まったく頼りない。
伊集院静さんの「世の中の肝心」という言葉、とっても深い。
世の中の肝心、人生の肝心が見えなくて、空回りしていてはもったいないから。
みんなでそうなってしまったら、みんなで不幸になってしまう。
生きているのだから、ミッション、いい目的を持って、ビシッと自分を鍛えて、磨いて、自分に与えられた命を生き切れたらいいな。
かっこ悪くても、特別に評価されなくても、時には誤解されても、それ以上に大切なことを発見したという人は、次に行ける。
世の中の肝心、人生の肝心を、読み、見ることが出来ますように。
雨の京都から横浜、そして東京へ。
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