今朝、シャンタ・ペレラさんをはじめ、スリランカから6名のお参詣をいただきました。
あまりご披露が出来ていなくて、申し訳ありません。
朝参詣の後、シャンタさん、ニマシャちゃん、マダワくんから、ご信心を通した体験談を発表していただきました。
特に、ニマシャちゃんは、大きな御利益を実体験した女の子です。
このブログでは、スリランカのご奉公をオンタイムで書いているので、彼女のことを覚えておられる方もいると思います。
はじめて彼女に会ったのは、約2年前のことでした。
スリランカのコロンボ市内にある彼女の家を訪れました。
彼女は原因不明のひどい頭痛に悩まされていました。
いくつかの病院にかかり、何人ものお医者さんに診てもらっても、原因が分からない。
その頭痛はいつ襲ってくるか分からないので、勉強も手につかず、本当に苦しんでいました。
一人の先生からは「治すためには手術をするしかない」と言われたとのことで、そんな矢先に彼女の家へお助行に伺ったのでした。
お看経の後、1階のリビングで彼女からお話を聞きました。
本当に、大きな不安を抱えていました。
それはそうです。
彼女のお父さんは大変な実業家で、大きなお屋敷に住んでいます。
彼女の検査も最新の医療機器で行われていて、僕の頭にも悪い病名がたくさん浮かびました。
しかし、ご祈願をさせていただくしかない。
御教歌
「医者が手を はなした時が真実の 信心おこる節としるべし」
そうしたギリギリの状態でご宝前に追いすがり、本当のご信心を起こし、ダメなものがダメではなくなる「現証の御利益」をいただく。
そうした方を数えきれないほど見てきました。
私も、その一人です。
言い方を変えれば、普段の状態では、本当のご信心、真実のご信心が、まだ起こっていないということでもあります。
御教歌
「きはまりて かなしき時にあらざれば まことの信はおこらざりけり」
本当に苦しく、悲しい思いの中から、ご宝前に、御法さまに、み仏にお縋りする心が生まれます。
そこに、真実の信心があるとのこと。
スリランカのニマシャちゃんも、ご家族も、そうしてご宝前に向かってくださいました。
今日も、お話してくれました。
自宅で、朝に夕に、お看経、ご祈願させていただきました、と。
私も、その日から妙深寺の本堂で、朝に夕に彼女の名前を言上し、ご祈願をさせていただきました。
3ヶ月後、あの痛みは、どこに行ったのかと、自分でも疑うくらい、頭痛が消えました。
本当に、これを何と言っていいのか、現証の御利益としか言いようがありません、とお話をしてくれました。
本当に、ありがたいです。
朝から素晴らしいスピーチをお聞きしました。
御教歌
「くるしみを 人ののがれしよろこびを きくばかりなる たのしみはなし」
この御教歌の御題には「一念の信力にて死苦をのがれたるを」とあります。
本当に、ありがたいです。
逃げ道の見あたらない、そんな苦しみがあります。
本人にしか、分からない苦しみが。
そこから、逃れさせていただける有難さ、喜びは、語り尽くせるものではありません。
本当に、ありがたいです。
スリランカからのみなさま、ありがとうございましたー。
今月、僕も15日の夜からネパールに向かい、18日からはスリランカに移動してご奉公させていただきます。
月曜日の朝、お参詣が少なかったのが残念ー。
ご披露が足りないですねー。
いやいや、常日頃から、朝参詣は積み重ねてゆくことが大切です。
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