2016年1月8日金曜日

大鵬親方のおられた大嶽部屋にお邪魔しました(汗)

道を求めて、究めようとする方々。

その「気」に触れると、何かが発火するのを感じます。

年末から年始にかけて、佛立教務道とは分野の異なる道の方々とお会いする機会を得て、重ねて勉強させていただきました。

昨夜は、またこんな私に声を掛けていただいて、「昭和の大横綱」と呼ばれた大鵬親方のお部屋、大嶽部屋の新年会に参加させていただきました。

午前中に妙深寺までお参詣いただいた小泉社長と一緒にお伺いをして、もったいないことに関取力士の方々が作るちゃんこ鍋やお料理の数々を頂戴しました。

稽古場の、その空気に圧倒され、何とも言えない勝負の世界、鍛錬の世界にひたり、お腹の底から湧き上がる心地よさを感じました。

親方がお座りになっておられた場所にいる自分がとても不思議でした。

そして、あらためて、内助の功というものの凄さ、凄まじさを感じました。

大鵬親方を支え続けた、おかみさん。

年齢が全く分からないほどお若く見えますが、華奢な、細いお身体で、隅々までお客さまを廻り、お声をかけてお酌をされている姿に心打たれました。

昭和の大横綱のおかみさんの、あの姿勢、あの所作、気遣い。

大嶽親方にも、奥さまにも、部屋中の皆さまに、心から感謝の夜となりました。

道を究めることの厳しさ。

学ぶ力士も、教え支える部屋の親方、周りの者も、本当に素晴らしい。

佛立教務道に通じます。

落語の世界でも、二つ目に上がるためには50の古典落語を覚えて、それを列記して師匠に提出、師匠の前でパッと一つ選ばれて、即座に出来ないと上がれない。

その他にも、様々なことがあり、それが師匠に認められないと上がれません。

一人前の真打になるためには、さらに大きなハードルがあります。

どの世界に於いても、演じる者も、聴く者、観る者も、レベルが下がった、分かるから者がいなくなった、と言われますが、道を求めて、道を究めてゆこうとするならば、絶え間ない努力が必要な世界です。

本当に、厳しい世界ー。

昨夜、行かせていただいて、本当によかった。

まだまだ、こちらの方が甘いですね。

ハードル、下げ過ぎです。

まず、自分から、求めて、究めてゆかなければなりません。

おかみさん、親方、皆々さまに、感謝、感謝でありましたー。

それにしても、ちゃんこ、お料理、美味しかったです。

力士の方々にお給仕いただいて、申し訳なかったっす。

ごっつぁんです。

ありがとうございます。

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