2016年1月3日日曜日

ひとすじの白い雲

暖かな長野でした。

たくさんの、本当にたくさんのお参りをいただいて、本晨寺の平成28年度の初総講を勤めさせていただきました。

本晨寺の住職となって初めてのお正月。

徐々にご信者さまのお顔と名前が一致してきました。

ありがたいです。

日本中、世界中、どこであろうと、かけがえのない方々ばかり。

感謝、敬い、慈悲。

ご奉公は、感謝、敬い、慈悲の上に築き上げてゆくものと、父や母から教えていただきました。

これが無ければお折伏もありません。

大切なことは、人と人との関係性の中にあります。

お祖師さまは「日蓮が慈悲広大なれば」とお示しくださいました。

「慈悲」というと、ちょっと机の上に置かれたような、分厚い本の中にあるような、分かっているようで分かっていない気持ちにしてしまっているように感じます。

もっと身近に持ってきて、ただ、「あなたがいてくれてうれしい」「あなたと会えて有難い」という気持ちから出発できればいいと思います。

そこから、広がるご奉公。

今朝、Facebookで旭の誕生日のお知らせがありました。

本当に、今日だった。

妙深寺にいた宥ちゃんから、写真が届きました。

今日の空は高くて、妙深寺の空の上に、白い龍が泳いでいるかのように、ひとすじの白い雲が流れていて、みんなで「旭くんが次の人生へ飛んでいっているみたい」と、話をしていたのだそうです。

宥ちゃん、ありがとうー。

みんなの心の中に、たくさんの想いが溢れていて、うれしいです。

妙深寺の長野別院のご宝前でも、本晨寺のご宝前でも、旭の尽七日忌のご回向をさせていただきました。

此の岸から、彼の岸へ。

旭、たくさんのサインを、ありがとう。

早く戻ってきて、一緒にご奉公しよう。

この時期の浅間山。

いつもながら、しっとりと美しかった。

身体のあちこちにガタが来ているけれど、もう少しお願いしまする。

明日の夜は京都、長松寺のお総講です。

また、皆さまにお会いできることに、心から感謝です。

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