昨日は日本宗教連盟が主催する「SDGs」についての公開講義「社会と共に歩む宗教者であるために」に参加して参りました。
同時に昨年7月に米国で開催された「米国信教の自由に関する大臣会議出張報告」もお聞きしました。
会場は明照会館で、冒頭は戸松義晴氏よりこの出張報告があり、続いて外務省国際協力局地球規模課題総括課長である甲木浩太郎氏からの講義をお聴きいたしました。
それぞれ極めて重要な内容で、大きな刺激を受け、とても勉強になりました。
米国政府主導の会議では日本の代表団に発言の機会を与えなかったとのこと。最終日に届いたトランプ氏のメッセージは4大宗教の「仏教」が除かれ、代わりに「ユダヤ教」が入っていたとのこと。
たしかに、声明を見ると
We look forward to a day when people of all faiths, Christians and Muslims, and Jewish and Hindu,,,,,
となっています。「Buddhist」や「Buddhism」がありません。
アメリカ大使館をエルサレムとしたり、ゴラン高原の帰属を米国単独でイスラエルに認めたり、彼は彼の価値観によって世界を再編するつもりのようです。それが正しいとは全く思えません。
一方、挑戦的な目標を掲げたSDGs。「誰も取り残さない」という理想は、法制化しなかったため合意できたという側面を理解することができました。
だからこそ、やはり「SDGs」は国家が主導するというよりも、国家と個人の間にあるコミュニティ、団体、集団がイニシアチブを取るべき性質の社会運動、人類運動なのですね。
とにかく、とても勉強になりました。
そして、私は滅多に行かない増上寺の門前まで行ったこともあり、兼ねてから必ず立ち寄りたいと思っていた長岡謙吉のお墓に参りました。
坂本龍馬の盟友・長岡謙吉のお墓は増上寺の近く、安養院というお寺の中にあります。
『仏教徒 坂本龍馬』に書いたとおり、龍馬の死後は恵まれなかった不遇の長岡謙吉。
海援隊蔵版 『閑愁録』を著し、近代日本の宗教政策に一石を投じた偉大な功績がありながら、夫婦ともに若くして亡くなってしまいました。
不運。不遇。かわいそう。本当に。
やはり、お彼岸が過ぎても、誰もお墓詣りに来ていない。ここだけポツンと花もなく、誰かがお線香を上げた形跡もない。
近所でお花を買い、墓前にお供えし、一生懸命に御題目をお唱えさせていただきました。
とにかく、会議の直前に、こうしてお参りできてよかったです。数年来の想いが果たせました。
そして、今朝、アル・ゴア元アメリカ副大統領からビデオメッセージが届きました。
本当に、画期的なことで、ありがたいです。まだ、興奮しています。かねてからリクエストしていましたが、メッセージもストップになったり、いろいろなことがありました。
いつもながら孤軍奮闘で、政治力も資金力も全くない中のことですから、一縷の望みに期待しながら、まさか本当に撮影をし、送ってくださるとは思っていませんでした。
冒頭で「HBS Museum」と言ってくださり、涙が出そうになりました。本当は「京都市」や門川市長のお名前を呼んでいただきたいとお願いしていたのです。
今日も尊い1日でした。
明日は町内の夜桜、観桜会です。お天気が崩れるようで残念です。
明後日31日は妙深寺の開導まつり、佛立ふれあい子ども大会です。リニューアルされたツリーハウスで思いっきり遊べます。
安全に、ご奉公させていただきたいと思います。
ありがとうございます。
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