陸前高田に到着しました。
少し時間がありますので、今日のご報告をさせていただきます。
本日、晴天のもと、佛立第26世講有髙須日良上人による仙台妙法寺のご講有巡教が奉修されました。
あらゆる意味で見えざる力の絶対絶妙のおはからい、御法のご采配を感じました。
権大僧正日慈上人の祥月ご命日が3月14日ということでこの日のご講有巡教が決定いたしました。
しかし、東日本大震災から8年目となる祥月ご命日お逮夜の日に、宗門最高位の総導師が被災地である東北におられ、ご講有巡教にあわせて犠牲者の方々のご回向いただけたことは、ご宝前のご采配としか思えません。
そして、その場に私のような者がご奉公させていただけたことにも、御法さまのお慈悲を感じさせていただきました。これは宗務員が順番で当たるご奉公で、この日程、この場所、このお寺に、私が当たるとは限りません。
それでも、この日にお参詣、ご奉公させていただくことが出来ました。仙台の妙法寺のご宝前にもお参詣させていただくことが出来ました。
今から7年355日ほど前。つまり2011年3月18日の夜、支援物資を積んで仙台妙法寺にたどり着きました。ご宝前でお看経をいただきながら、あの時のお道具がバラバラに落ちていた光景を思い出しました。
その夜、強い余震が続いていたため、妙法寺の厨房のテーブルの下に頭を入れて、寝袋で寝たのでした。
御教歌
「唱へ死 するより外に願ひなし よかれあしかれ貧著はなし」
ご講有からの御法門はご信心をする者の生き方、死に方をお教えいただく厳しい御教えでした。
「唱え死にとは立派に生きることである。」というご講有のお言葉が胸に深く残りました。
妙法寺の小原御導師は年末に入院され、無事に奉修できるか心配しておりましたが、不屈のご信心で見事にご奉公を円成されました。
妙法寺のご信者皆さま、支庁、布教区の御導師、御講師、皆さまの異体同心のご奉公の賜物でした。
ブラジルでもサンパウロ日教寺で門祖会の土曜日の座が奉修されました。
門祖会にあわせて、先般ご遷化になられた山内日開上人、佐藤日凰上人のご回向を勤めてくださり、ブラジルの教講一同でお焼香いただきました。ありがたいことです。
私はご講有をお見送りしてから、秋山ご住職の車に乗せていただいて、陸前高田まで移動してきました。
明日、嵐になるということですが、心して3月11日の法要を勤めさせていただきます。
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