陸前高田の街、大きく変わっているような、変わっていないような、不思議な気持ちです。
今回は初めてキャピタルホテル1000に泊まらせていただくのですが、かさ上げされた土地にはまだ建物が無く、遠くに巨大な防潮堤が見えるものの、それも全て完成したわけではないというので、窓の外を見ながら複雑な気持ちです。
本当に、これでよかったのか。震災から数ヶ月後、松男さんが「自然を恨む気持ちはありません。」とお手紙に書かれていたこと、あの日から人間と自然との関係を見直し、より良く変わると願っておられたことを思うと、さらに複雑な気持ちになります。
大塔婆も移動に移動を重ねて、今は市の土地に置かれています。キャピタルホテル1000から見えます。長砂のプレハブ、「奇跡の一本桜」の近くに来ました。
少しでも被災地の今を伝えられたらと思います。この数日は報道番組でも様々に伝えられていると思いますが。
明日は大嵐が予想されていて、午前10時からの一座、そして14時46分の一座が出来るかどうか。全ては御法に御すがりするのみです。
ホテルの机を開けると仏教聖典がありませんでした。聖書と、別の書物だけ。少し悲しい(涙)。
仏教が、この世の希望であることをお伝えしたいです(涙)。
明日は、20000人以上の方々の祥月ご命日。このことに深く想いをいたし、この地で8年目の3月11日を迎えたいと思います。
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