京都から新幹線で長野に向かっています。
目下、みんなは寝る時間を削り、力を合わせて「宮沢賢治と日蓮展」の準備をしてくれています。本当に今回も素晴らしい展示になると確信しています。
昨日、宮澤和樹さまが賢治さんのお手紙などと共にご上洛くださいました。
この中には原物展示としては初公開となる「法華堂建立勧進文」があります。これは間違いなく今回展示の目玉です。
ふた晩で書き上げたと言われる流麗な文章を、賢治さんの筆致を追いながら読んでいただきたい。日蓮聖人の御一生と私たち信徒の功徳の積み方が、完璧な韻を踏んで綴られています。
今回、福岡清耀師がこれを超訳しました。公開も初、現代語訳も初となります。長い歴史のある宮沢賢治研究にも一石を投じるはずです。読めば分かっていただけます。
清耀師も、考えられないくらいのスピードで超訳しました。もはや賢治さんとシンクロしているかのように。
日蓮聖人ご降誕800年を慶讃する最初の展示に最もふさわしいと考えて、京都佛立ミュージアム「宮沢賢治と日蓮展」を開催することにいたしました。
ポスターを描いてくださった塩澤文男先生も昨日はミュージアムまで来てくださいました。株式会社ミマキエンジニアリングさまの協賛により、巨大なタペストリーを頂戴いたしました。エントランス正面に掛けさせていただきました。
そして、生きた仏教のミュージアムとして最高のエッセンスは、スーパーディレクターの清水清康師による「銀河トンネル」です。前回展示の時にも作りましたが、今回のバージョンアップはすごいです。これをくぐっていただくと、今回展示の特別な世界にさらに深く入ってゆけるはずです。
リーフレットには『ひかりの素足』から「よく探して、ほんとうの道を習え」という一文を載せさせていただきました。
「ほんとうの宮沢賢治」を見つけ、「ほんとうの道」を歩んでいただけたら幸いです。
7月13日にスタートする京都佛立ミュージアム「宮沢賢治と日蓮展」です。よろしくお願いいたします。
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