2021年11月29日月曜日

ささやかな巡回助行




















今日はたった2席しか伺えませんでしたが、泉教区への住職巡回助行をさせていただきました。


長島さんのお宅のご宝前、お給仕が行き届いているのを実感、美しく輝いていました。最近も先住の夢を見たとのお話、ウルウルしてしまいました。ありがとうございます。


そして兼子家へ。このご宝前、この御縁で、どれだけ多くの現証を目の当たりにしたか分かりません。様々な出来事を思い返しました。ありがとうございます。


お寺に戻り、東京の池上に来ました。少し遅れてしまいましたが、無事に会議が終わりました。日蓮聖人門下連合会。素晴らしい会合でした。

11月28日の出来事








午前6時台の新幹線に乗り、横浜に向かっています。


昨日のご講演、無事盛大に開催することが出来、本当にありがたく、ご登壇いただいた植木雅俊先生はもとより、ご来館いただいた大勢の皆さまに心から感謝申し上げます。ありがとうございます。


今回も快哉胸をすく講義にあっという間の2時間。エンジン全開でした。質疑応答に30分。ディスタンスを取る上で約100名が限界の会場は満タン。熱気に溢れていました。


いずれにしても、これほど多くの一般の方々が、法華経の教えを求めているという事実。すごいことです。無限の可能性を感じます。


夜、ご夕食をご供養させていただきました。縦横無尽、話題も尽きず2時間ほどお話をしていたところ、カウンターのご夫妻からお声をかけられ、NHKの先生の講座を受けられている大ファンの方でした。


偶然というか必然。こんなことがあるものかと全員で大感激。1128日、中村元先生のお誕生日には不思議なことが起こるというお話で始まった講義でしたが、またこのような思いもかけない素敵な出来事が加わって締めくくられました。


京都佛立ミュージアム「思想としての法華経展」植木雅俊先生の第二回のご講演。全スタッフ、それこそ法華経を実践するかのように、心を尽くした配慮とまごころの対応でご奉公くださいました。全てのスタッフに感謝いたします。昨日も完璧でした。トランシーバー、使いこなしてます。ありがとうございます。


講演会は終わりましたが、「思想としての法華経展」は、来年216日まで開催いたします。是非ご来館くださいませ。よろしくお願いいたします。


本当に、ありがとうございました。


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2021年11月28日日曜日

植木雅俊先生の第二回目の講演会を前に

京都佛立ミュージアム
『思想としての法華経展』
仏教思想研究家 植木雅俊 第2回特別講演会
2021年11月28日(日)14時~(要予約)
京都佛立ミュージアム 3Fホールにて

講演会を前に。

とにかく前を向いて


オミクロン株に備えなくてはならないか。

日本では希望が見えつつあった。しかし、報道されているような変異株なら予断は許されない。

これまで蓄積したはずの経験、対策を活かして、準備しておくしかない。

ここまできたのに。残念だが油断せず備えるしかない。

いよいよ本日は植木雅俊先生のご講演ですー


















今日はいよいよ植木雅俊先生の特別講演会が京都佛立ミュージアムで開催されます。

会場設営も整い、スタッフみんなで最終打ち合わせ。

いつもながらスタッフみんなでご来館の皆さんが心地よく聴講・鑑賞していただけるように努めています。

今回の講演会に合わせて「思想としての法華経展」展示図録が完成しました。

展示内容はじめ植木先生の前回の講演会の講演録も全て収録された見応えのある内容になっています。

今日は講演会後にサイン会も予定されていて、プレミア付きの図録になること間違いありません。

もちろん、植木先生の「思想としての法華経」や「日蓮の手紙」もご購入いただくことができます。

展示図録は京都佛立ミュージアムのショップサイトでも購入していただくことができますが、現在準備中です。

お急ぎの方は当ミュージアムにお越しいただくか、お電話、メールにてお申し込みいただければと存じます。

京都佛立ミュージアム
【TEL】075-288-3344
【Mail】info@hbsmuseum.jp

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モバイルテンプルとリリー


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2021年11月26日金曜日

横浜龍馬会




今夜は横浜龍馬会の会合に初めて参加させていただきましたー(涙)。


飯野会長をはじめ、郷士坂本家十代目 坂本匡弘さんもお越しになられ、ゾクゾクするような話をたくさんお聞きできました。倉持先生に感謝ですー(涙)。


来年で龍馬の本を出版してから10年。あの時は本当に孤独でしたー(涙)。小美濃先生や坂本家九代目の登さま、たくさんの方々とお会いして、励ましていただきながら今日まで来ました。


横浜 中村庵、マリノスの中村勝則さまにもお会いできて、またまたありがたかったです。龍馬にちなんだお料理をご用意していただいていました。皿鉢料理、軍鶏鍋、美味しかったですー。


今夜は本当に最幸でした。横浜龍馬会、ありがたいです。よろしくお願いいたします。ありがとうございます!

2021年11月25日木曜日

スリランカと日本




















スリランカが港湾開発に中国の国営企業を選択したとの報道。かねてから懸念されていたことですが、そのような方向に舵を切ったスリランカ。


スリランカは中東などと日本を結ぶシーレーン(海上交通路)の極めて重要な要衝です。親日で知られる国の一つでしたが、インドとは関係が複雑で、20年間に及ぶ強烈な中国からの投資、逆に日本の存在感は薄れる一方でした。


これにプラスして名古屋の入国管理局におけるスリランカ人のウィシュマさんへの仕打ち、その後の対応。様々な角度から検証しても、あまりにひどいです。


日本への国民感情が悪化する中、親中派として知られるゴタバヤ・ラジャパクサ政権が舵を切るにはタイミングがいい。本当に残念ですが。


日本の未来は山鹿素行などに代表される兵学や兵法ではなく、徳による政治や外交によって切り拓かれるものだと思います。


写真は13年前、スリランカの世界遺産であるアヌラーダプラ。テーラワーダの僧侶たちとの懐かしい写真。

2021年11月24日水曜日

図録の大量受注!ありがとうございます。








先日、京都佛立ミュージアムの図録「SDGsと仏教展 ~アフターコロナ2030への羅針~」を、名古屋の会社さまから300冊の大量受注させていただきました。


本当に、本当に、ありがたいですー。ありがとうございますー。


これからも、社会を見据えて、皆さまに喜ばれるように、精進してまいります。


そして、そして、図録「思想としての法華経展」も乞うご期待くださいー!


レシート、かっこいいー!「思想としての法華経展」のことが表示されるのですねー。館長でも知らないことがいっぱい。みんなで真心を込めて運営してくれています。


ありがとうございます。

誰もが笑うて暮らせる国へ




















昨日は渋谷乗泉寺さまへお参詣させていただき、『あーすりんくフェスタ2021』に参加させていただきました。


「あーすりんく」は『あーすにあーとが出来るコト』をテーマに、マンガ・アートによる人間力育成と社会貢献に取り組む、漫画家のすぎやまゆうこ先生が主宰されているアーティストチーム。


こどもテーブルやユニバーサルスクールなど、弱い立場に置かれている方々を差別なく支えようと活動されています。


こうした尊い活動と、私たちの大本寺 乗泉寺がリンクするとは思ってもいませんでした。すぎやま先生の情熱と乗泉寺さまが不思議なご縁で結ばれ、こんな風に素晴らしいイベントが開催されるようになりました。


渋谷のラジオなどで以前から御縁をいただいていた者として、なにか協力できればと思っていましたが、昨日はお声をかけていただいたのでノコノコとお邪魔しに行きました。


乗泉寺さまの講堂や地下ホールをお借りして、様々な活動が紹介されていました。


地下ホールでは日本橋龍馬会の舞台が行われていました。久しぶりに拝見しましたが、俳優の三木さん率いる殺陣は圧巻で、短い時間に澄んだ思想や願いが込められています。


私は渋谷のラジオのファウンダー、DJ勝(KATSU佐藤)さんと倉持基先生の三人でトークイベントに参加させていただきました。

テーマは「みんなの笑うて暮らせる国"を目指すための人の育成。幕末の学校から未来の学校まで」。


勝さんの10年間の歴史、ミツバチプロジェクト、東日本大震災、『龍馬伝』と福山雅治さん、「渋谷のラジオ」の立ち上げから渋谷龍馬会まで、あらためて感動のストーリーをお聞きできました。


みんなの笑うて暮らせる国は簡単ではないですね。


私からは、まず幕末と現代が重ねて見えることをお話ししました(ここからは自分なりのメモです)。


歴史を振り返ると、時代そのものが沸騰しているかのような数十年があるのですよね。それは超巨大な価値観の大転換が起こるからです。


既存の概念やシステムが通用しない、音を立てて壊れていくような時代。このままでは国も社会も立ち行かない。多くの人が苦しみ、迷う。


そうした時代背景から、教育を考えてみる。


大人も、子どもも、まずその危機感、緊張感を共有している。そこから、学びが始まる。教えも始まる。ここが分からないと、何も始まらない。時代が沸騰しているのにピントの外れたことを繰り返して没落していった人たちも圧倒的に多かった。のんびりしていた上級藩士の子弟や家族はことごとく没落しました。


一方、草莽の志士たち、時代の転換点にあることを自覚し、大きな責任感や使命感を抱く人びとは四書五経などをなぞるだけの勉強ではなく、歴史観、国家観、死生観、人生観を、命がけで教え、学びました。松下村塾や適塾、亀山社中、海援隊もそうした一つだったと思います。


海援隊は特に先進的でした。商社のような面もあり、教育機関、出版社ですら有ろうとした。互師互弟、まさに学び合って、世界を変えようとしていました。


海援隊の出版物に『閑愁録』があり、これを絶賛したのが幕末維新の仏教改革者・長松清風日扇聖人でした。


教育に関して言えば、長松清風日扇聖人は「学者、ものしり不成仏」という言葉を残したりしています。ご自身はそれこそ学者であり、あらゆる分野の知識を備えた京の都でも随一の知識人だったはずなのに、こういう言葉を残しておられる。まさに佛立魂です。


つまり、行動者でなければ、あらゆる知識も不要、無用、害さえある、という意味です。


いま、時代の転換点にあって、政治でも経済でも金融でも防疫でも、ほぼ全ての分野の「学者」は単なる「評論家」であることが目につきます。学者や物知りはパラダイムシフトの役に立たず、そうした師の教育ではチェンジリーダーは育ちません。


知識をつける教育ではなく、知恵をつける。その知恵の根底には、因果の道理、屈託や屈折のない歴史観、色眼鏡のつかない人間観が欠かせません。


長松清風日扇聖人は「雑学」と「要学」についても厳しく指導されています。雑学など意味がない、時間の無駄、迷う元、要をおさえておかなければ台無し、意味なし、と喝破されています。


150年前も価値観は大転換しました。士農工商、上士と郷士、社会システム、全てが変わった。


2700年前の仏陀の時代。カースト制度があり、生まれや家柄、職業や財産の有無などでとてつもない差別があった。しかし、仏陀はこうした社会通念、誰もが信じて疑わなかった概念を喝破、撃破、なんの意味もないと断じました。「生まれなんかで人の貴賤が決まるわけないじゃないか。その人の生き方によって尊いかダサいか、いいか悪いかが決まる」。スバリ、こう教えたのです。そして、インド社会でも大転換が起こった。


僕は、この時代の大転換期にあたり、まず第一に思うのは、みんなに自由になってもらいたいということです。FM横浜でラジオをしていて、その中に「ボウズワード」というコーナーがある。もともとは仏教用語だったという言葉を紹介しています。この「自由」という言葉はボウズワードです。


みんな、縛られて生きていることを知らない。インターネット、YouTubeTwitterInstagramTikTokなどなど、なんでも取れる情報だと思っているかもしれないけれど、大間違い。むしろ偏って、狭まって、迷いを深めてる。


誰かが作り上げた偏った見方や考え方から離れて、自由になってもらいたい。僕はそれが「謗法」というものだと考えている。道理で通らない、因果から外れてることに従うべきではない。こだわるべきじゃない。


「自覚」もボウズワードだ。誰にも左右されない、流されない、自分で覚って、見極めて、生きてゆけるようにしなければならない。その力をつけさせるのが、本当の教育だと思います。


自由になって、自覚して、みんなが心の奥底から笑って暮らせるような社会を、世界を、作りたいです。


以上、メモでした。


クッタクタになりながら、心と体にムチを打って、今日から京都です。宗会です。

幸の湯、常さん、北九州

帰国後、成田空港から常さんの枕経へ直接向かいました。 穏やかな、安らかなお顔でした。こんなにハンサムだったかなと思いました。御題目を唱え、手を握り、ご挨拶できて、よかったです。とにかく、よかったです。 帰国して、そのまま伺うことがいいのか悩みました。海外のウイルスを万が一ご自宅へ...